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5月7日の日本民話
(5月7日的日本民間故事)
湖山長者 (健全普通話版)
湖山公
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朗読者 : エクゼムプラーロ |
むかしむかし、因幡の国(いなばくに→鳥取県)に湖山長者という、とても欲の深い長者がいました。
在很久很久以前的因幡國、就有著這麼一位叫做湖山地主的大財迷。
長者の田んぼは大変広かったのですが、家のしきたりで、その田んぼを一日で植えなければならないのです。
地主的家裡良田不知道是大的有多少畝、可這又卻得遵守家中的古訓、一日不作、一日不食。
だから田植えの日には夜も明けないうちから、数え切れないほどの早乙女(さおとめ→田んぼを植える女の人)たちがずらりと並んで、いっせいに田植えをはじめるのです。
所以說、這基本上地主的田裡面它從天亮到天黑、都全部是一排排人頭在涌動、大家都在給著地主整整齊齊的插著秧呢。
ある年の田植えの日の事。
而就說說有一個年頭吧、這次大家還是一樣的在那兒插著秧。
一匹のサルが子サルをさかさまに背負いながら、山から下りて来ました。
這時就看見了一隻猴媽媽它呀背著一隻猴寶寶從山上下來了、可這不知咋回事、人家是猴寶寶頭朝下、背反了。
それを見つけた早乙女たちが、
看見了這幕的秧女們。
「あれ、サルが赤ん坊をさかさにしてるよ」
哎呀哎呀、猴媽媽把小寶寶背反了呀。
「本当だ。今にも落っこちそう」
真的唉、我看這都要快掉下來了呀。
「あれ、落ちた」
我的媽呀、還真的摔地上了。
「でも、落ちたのに笑っているよ。可愛いいなあ」
不過幸好看這樣子也沒摔痛、人家還在地上笑著呢、真可愛。
と、口々にはやしたてます。
這不、大家扯起了猴子的閒話。
すると、ほかの場所で田植えをしていた早乙女たちも、
就這樣呀、一個個起了連鎖反應、連帶著其他也正在插秧的秧女一起。
「何? 何?」
唉?甚麼甚麼?
と、田植えの手を休めて、サルを見ようとしました。
聽到了好像是哪兒有猴子看、大家都撒手不幹活、去看這猴子了。
これに気がついた湖山長者は、
等到了這動靜大到、連地主老爺也發現不對勁了呀。
「こら! 何をしている! 手を休めるな!」
喂!你們一個個的、這都是咋了呀!都快別停的給我好好幹起來呀!
と、大声でどなりました。
如此大聲的訓話了。
ビックリした早乙女たちはあわてて田植えをはじめましたが、サルに見とれていたため、その日の日暮れになっても田植えが終わりそうになかったのです。
看到了老爺開始發火、秧女們一個個都嚇得連忙是恢復起了自己手上的活兒、可就是因為今天這點猴子發生的插曲、讓時間有是延誤了那麼一陣、今天是到了快要天黑大家都沒能把秧插完呢。
家のしきたりを守ろうと、長者はしきりに早乙女をせかしましたが、どうしても日の暮れるまでに終わらない事がわかると、
可這家訓要遵、老爺決定了要繼續再讓這些秧女們再給自己加一把勁、此時又是訓起話、意思就是要大家手上的動作再快一點、可最終的天還是黑了、沒趕到。
「ようし、こうなればお天道(てんと)さんに戻ってもらうより方法がないわい。なあに、この湖山長者に出来ん事などない」
好吧、現如今那也就只有扭轉乾坤讓天日再次重陽了、只因這世上從來就沒有我湖山公完成不了之事。
と、長者は金の扇(おおぎ)を開くと、お天道さんを扇であおぎ返しました。
只見此刻的老爺是金扇一展呀、現在就準備是連太陽也要把他給呼回來、讓人家給自己開始加班了。
すると、どうでしょう。
那麼結果結果究竟是如何呢。
ふしぎな事に西の山に沈もうとしていたお天道さんが、扇の風に押されるようにもう一度天に戻ったではありませんか。
就看著這太陽好似就是被老爺的一陣扇風引導、緩緩從西山不降反升、現在就真的又是開始緩緩的迴歸天際了。
「それ、今の間に苗(なえ)を植えろ!」
快、別愣著、都給我現在抓緊時間立馬幹活!
長者が叫ぶと、早乙女たちは急いで田植えを再開しました。
老爺又是一聲威逼、秧女們這就一個個全部重新動作起來了。
そしてようやく田植えが終わったとき、それに合わせるようにお天道さまが沈んだのです。
等到這次終於是好不容易插完了所有的秧、時間正是剛好、太陽見狀也是朝西山而去了。
さて、この話しは遠くの国まで伝わったので、
現在就說說老爺的扭轉乾坤逆天之能吧、不一會兒、四野八荒就是給你火速的傳開了、一下子名揚四海。
「入り日も招き返す勢いとは、この事だ。わはははははは」
沒想到單就憑老夫的這一式日月俯首、簡簡單單竟就能威震武林驚動萬教、哈哈哈哈哈哈。
と、長者は上機嫌です。
反正此時的老爺就是很開心。
ですが次の朝、長者は目を覚ますと田植えが終わったばかりの田んぼが、一面水びたしではありませんか。
但就這第二天一早、不對頭了、老爺今日是起了個早床準備去走一遍自己的良田、這一下看到了呀、這可不、那麼多田今早全給你被水淹了、都給你整成湖了。
そしてその水はどんどん広がり、長者の屋敷も水の中に沈んでしまいました。
而且這眼看著咋就越來越不對勁呀、因為湖泊的面積呀它還在繼續持續的擴大、好吧、最後這就老爺的大宅院也是給湖吞裡面去了。
それから人々は、その時に出来た湖を『湖山池』と呼ぶようになったという事です。
此後呀、這個湖也就被當地人取了這樣的一個名、叫他湖山池。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
湖山長者
湖山地主
むかしむかし、因幡の国(いなばくに→鳥取県)に湖山長者という、とても欲の深い長者がいました。
到好久以前、因幡国有條愛錢的湖山地主。
長者の田んぼは大変広かったのですが、家のしきたりで、その田んぼを一日で植えなければならないのです。
地主屋裡的田是多了個卵脬翻天、但遵古訓、這些田不能一日不理。
だから田植えの日には夜も明けないうちから、数え切れないほどの早乙女(さおとめ→田んぼを植える女の人)たちがずらりと並んで、いっせいに田植えをはじめるのです。
所以這過到了播種的季節、天還㫘看到亮就是一排排家丁上陣插秧去了。
ある年の田植えの日の事。
這是有年。
一匹のサルが子サルをさかさまに背負いながら、山から下りて来ました。
大猴子背小猴子下了山。
それを見つけた早乙女たちが、
插秧的稻女這就過看到了。
「あれ、サルが赤ん坊をさかさにしてるよ」
就講這大猴子怎麼幫小猴子倒到背。
「本当だ。今にも落っこちそう」
是啊、都快落⻗各來的。
「あれ、落ちた」
真⻊反落來的。
「でも、落ちたのに笑っているよ。可愛いいなあ」
と、口々にはやしたてます。
這就講這猴子⻊反落來了還到笑、好有味、大清早就到討論這條猴子。
すると、ほかの場所で田植えをしていた早乙女たちも、
這就其他人看到講猴子、自己也被帶了。
「何? 何?」
哪裡?哪裡?
と、田植えの手を休めて、サルを見ようとしました。
手裡的事這就也停了、看猴子去了。
これに気がついた湖山長者は、
地主人這就注意了。
「こら! 何をしている! 手を休めるな!」
你們到扯甚麼猴子啊!快點搞正事啊!
と、大声でどなりました。
開始訓了。
ビックリした早乙女たちはあわてて田植えをはじめましたが、サルに見とれていたため、その日の日暮れになっても田植えが終わりそうになかったのです。
這就一群人不作聲了、但是這心又著猴子迷了去、㫘到田上、這天是天快黑了事都㫘見搞完。
家のしきたりを守ろうと、長者はしきりに早乙女をせかしましたが、どうしても日の暮れるまでに終わらない事がわかると、
而又遵這一作一食的家訓、地主就攡大家快點幫事搞完吃飯去、但後面實在是太晚、等太陽都落山。
「ようし、こうなればお天道(てんと)さんに戻ってもらうより方法がないわい。なあに、この湖山長者に出来ん事などない」
就講這只能喊日頭重陽、自己湖山公無不能之事。
と、長者は金の扇(おおぎ)を開くと、お天道さんを扇であおぎ返しました。
這就金扇一展、對到落日一揮。
すると、どうでしょう。
這就鬼事發生。
ふしぎな事に西の山に沈もうとしていたお天道さんが、扇の風に押されるようにもう一度天に戻ったではありませんか。
殘陽似被扇風引導、這就又復正位。
「それ、今の間に苗(なえ)を植えろ!」
現在又可以看得到了、我們快搞完起來!
長者が叫ぶと、早乙女たちは急いで田植えを再開しました。
家主命令、這就過又上陣了。
そしてようやく田植えが終わったとき、それに合わせるようにお天道さまが沈んだのです。
這就終於事成、合到殘陽也是放工了。
さて、この話しは遠くの国まで伝わったので、
「入り日も招き返す勢いとは、この事だ。わはははははは」
這事就一過狂傳、入了外藩。
就講這地主還能有迴天之能、厲害。
と、長者は上機嫌です。
地主曉得了人也舒服。
ですが次の朝、長者は目を覚ますと田植えが終わったばかりの田んぼが、一面水びたしではありませんか。
但這就過二日一早、地主眼睛剛亮、走田上看兩踋、這田怎麼過水淹了哦。
そしてその水はどんどん広がり、長者の屋敷も水の中に沈んでしまいました。
而且這水勢還不見收攏、合到合到幫地主的屋子也是吞了去。
それから人々は、その時に出来た湖を『湖山池』と呼ぶようになったという事です。
湖山地主這湖山名頭、莫興就是因屋裡著淹成湖山池才因此得名哦。
おしまい
结束
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