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5月26日の日本民話
(5月26日的日本民間故事)
お姫さまと松の木 (健全普通話版)
珠姬與松
・日本語 ・日本語&中国語
♪音声配信(html5) |
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朗読者 : エクゼムプラーロ |
むかしむかし、ある国に、あこや姫という美しいお姫さまがいました。
在很久很久以前、某國就有一位是叫做珠姬的公主、人家長的是十分的美麗動人。
月のきれいな、秋の夜の事です。
這是一個月亮很漂亮的秋夜裡所發生的事。
お姫さまが一人で琴をひいていると、どこからともなくその琴の音に合わせて、ふえの音が聞こえてきました。
珠姬獨自一人月下撫琴、就這這時不知道是哪兒突然傳出了一陣笛聲的合流、與琴音共奏。
「まあ、美しいふえの音。誰が吹いているのかしら?」
誒誒誒、這陣清脆的笛聲、敢問吹的人是誰呢?
お姫さまが庭を見ると、お月さまの光にてらされて一人の若者が立っていました。
珠姬眼光一掃庭院、只見在月光的映照下站在那兒的是一位年輕人呢。
若者はお姫さまを見て、にっこり笑いかけると、そのまま姿を消しました。
年輕男子此時也望向了珠姬、衝著了人家笑了一笑後便是轉頭不見蹤影消失了。
「なんて、すてきな殿方でしょう」
哎呀呀、這又會是哪位貴人呢。
お姫さまは若者に会いたくなり、次の晩も琴をひきました。
就在第二天的夜晚、珠姬今天一樣的也是撫起了琴音相引、目的也就是正是想勾出昨日的那人與其會面。
やがてふえの音とともに、あの若者がやってきました。
不一會還就真又是一陣笛音流轉、昨天的那位年輕男子則是又出現了。
若者は、お姫さまに言いました。
人家這回是對著珠姬說出了這樣的話。
「お姫さまの琴は、大変すばらしい。わたしは長く生きていますが、こんなすてきな琴を今まで聞いたことがありません」
公主閣下的琴音真是十分的能打動人、雖然我也是活到了這麼久、可如此美妙的琴音這還是我這麼大聽到的頭一遭呢。
お姫さまは、はずかしそうに言いました。
人家公主聽到了這陣恭維之後似乎已是很害羞了。
「いいえ、あなたのふえほどすてきな音はありません」
才沒有、我在琴上的技藝還遠不如你所吹奏的笛聲悅耳。
こうして毎晩会っているうちに、二人はすっかり仲良しになりました。
就這樣以後的每晚、兩人都是以這樣的方式來進行幽會、而這也讓兩人之間的關係締結的越來越深。
ところがある晩の事、若者はお姫さまに言いました。
可等時間來到了這個晚上時、今晚的年輕男子是對著珠姬說出了這樣的話。
「せっかくお姫さまと仲良くなれたのに、今日でお別れしなくてはなりません」
難得與公主閣下有幸論交、可今日卻不能不別了呀。
「そんなの、いやです。わたしも一緒に、連れて行ってください」
是你要走了嗎、若是的話、我無法接受、一定要走的還請也帶上我也一同吧。
お姫さまが言うと、若者の姿がふっと消えました。
珠姬這是要挽留、可說完這話時人家早已就是走遠了。
後には松の木のかげが、残っているだけでした。
而現在望向人家的背影、卻是可以依稀看見男子身後映射到地面上的那片影、怎會是一橷松。
(あの人はもしかして、松の木の精かもしれない)
(難不成、人家其實是一顆成精的松樹)
お姫さまは松の木のかげを見ながら、ためいきをつきました。
珠姬這就一直看向了那片松影、一直看一直看、直到發出了一聲嘆息。
ちょうどその頃、この山に生えている一本の古い松の木を切って、橋にすることになりました。
恰巧也就是正逢這個時候、此間是為了造橋、附近山中的一橷老松被砍。
ところが木こりたちがこの松の木を切り倒そうとしても、松の木はびくともしません。
然而就是這一橷大松、無論林場的工人們是動用了何種手段但就是都無法將其拖動一點兒。
いくら大勢で引っぱっても、やっぱり動きません。
後來這就又叫來了更多的人呀、但果然還是完全不行。
この事を聞いたお姫さまは、もしかしてその松の木があの若者ではないかと思いました。
而就是聽聞了這樣的一個怪異之事後的珠姬、人家這就心繫此前的年輕人、難不成他就是那顆松樹?這樣的想到。
かけつけたお姫さまは、松の木のそばにより、
珠姬急忙的是火速趕往、一下子這就這趕赴到了松樹邊。
「たとえ、あなたが切られて橋になっても、わたしはあなたの事は一生忘れません」
即便你即將就要被做成了這橋、然後不在了、但是放心好了、關於你的事我是一輩子都不會忘記藏在心中的。
と、言って、手をふれました。
這番話被公主給說出了口之後又是將老樹一撫。
すると、どうでしょう。
隨後你知道這後面就發生了個啥嗎。
今までびくともしなかった松の木が、するすると動き出して自分から橋になったのです。
明明迄今為止一直都是一點兒也動不了的那橷老松呀、現在竟然是自個移動的起來滾到了工事現場主動變橋了。
その後、お姫さまは松の木の切りかぶのそばに小さな家を建てて、亡くなるまでそこをはなれなかったそうです。
至於之後所再發生的事、那就是珠姬在當初松樹被砍倒的那個大樹墩就近搭建了一個小家、一直到了死、餘生就選擇了是到這兒終老了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
お姫さまと松の木
阿古耶姫
むかしむかし、ある国に、あこや姫という美しいお姫さまがいました。
到好久以前、有地就有個長的好乖的珠姬。
月のきれいな、秋の夜の事です。
既望秋夜。
お姫さまが一人で琴をひいていると、どこからともなくその琴の音に合わせて、ふえの音が聞こえてきました。
珠姬撫琴、不曉得從哪裡來了陣笛音合鳴、合奏一曲。
「まあ、美しいふえの音。誰が吹いているのかしら?」
珠姬就覺得這笛音好、但是不曉得吹的人是哪個。
お姫さまが庭を見ると、お月さまの光にてらされて一人の若者が立っていました。
珠姬看向庭院、月光底下甚麼時候已經站到一條年輕人。
若者はお姫さまを見て、にっこり笑いかけると、そのまま姿を消しました。
看到自己被主人注意、年輕人一笑也是過不見了去。
「なんて、すてきな殿方でしょう」
珠姬莫就想這莫也是一位貴人、看起來還可以。
お姫さまは若者に会いたくなり、次の晩も琴をひきました。
這就次日以琴音相引、想幫別個喚出。
やがてふえの音とともに、あの若者がやってきました。
這就人真的來了。
若者は、お姫さまに言いました。
這次年輕人也講話了。
「お姫さまの琴は、大変すばらしい。わたしは長く生きていますが、こんなすてきな琴を今まで聞いたことがありません」
稱讚珠姬彈琴好聽、懂音律、自己活的時日也久、但聽到這條還是頭一回。
お姫さまは、はずかしそうに言いました。
珠姬這就莫名臉紅。
「いいえ、あなたのふえほどすてきな音はありません」
講是別個諂媚、我聽你笛子才好。
こうして毎晩会っているうちに、二人はすっかり仲良しになりました。
這就每天這麼到碰頭、二人關係也是熟起來了。
ところがある晩の事、若者はお姫さまに言いました。
這就突然有天。
「せっかくお姫さまと仲良くなれたのに、今日でお別れしなくてはなりません」
年輕人似是難以開口、好像是出事的樣子、講是也不得不別了。
「そんなの、いやです。わたしも一緒に、連れて行ってください」
珠姬不曉得搞甚麼了、要讓別個也帶自己一起。
お姫さまが言うと、若者の姿がふっと消えました。
但是一句道別、男的也㫘音訊再回、就那麼交待完了後不見去了。
後には松の木のかげが、残っているだけでした。
(あの人はもしかして、松の木の精かもしれない)
而最後一眼所見、卻非人像、而是浮現紙門上的一抹松影。
就覺得此事怪異、想自己莫是碰到樹精了。
お姫さまは松の木のかげを見ながら、ためいきをつきました。
珠姬看到逐漸消逝的影、只是嘆息。
ちょうどその頃、この山に生えている一本の古い松の木を切って、橋にすることになりました。
剛好這時、山上一橷巨木著取、要搭成松橋。
ところが木こりたちがこの松の木を切り倒そうとしても、松の木はびくともしません。
但是樹雖然倒了去、卻是固地不動、無人可撼。
いくら大勢で引っぱっても、やっぱり動きません。
一隊人馬來拖、不見點成效。
この事を聞いたお姫さまは、もしかしてその松の木があの若者ではないかと思いました。
珠姬覺得這事有脈絡、又想到年輕人的道別、還有自己看到的松影。
かけつけたお姫さまは、松の木のそばにより、
珠姬趕到、就站到松木邊。
「たとえ、あなたが切られて橋になっても、わたしはあなたの事は一生忘れません」
就講你成了橋、自己也不得忘記、我和你。
と、言って、手をふれました。
手幫松木一撫。
すると、どうでしょう。
今までびくともしなかった松の木が、するすると動き出して自分から橋になったのです。
奇景、樹木自行滾動、過自己成橋去了。
その後、お姫さまは松の木の切りかぶのそばに小さな家を建てて、亡くなるまでそこをはなれなかったそうです。
樹倒了就剩一個木墩、珠姬不捨舊情、就到邊上搭了個小屋、到裡面終老了。
おしまい
结束
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