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6月21日の日本民話
(6月21日的日本民間故事)
命ごいに来たコイ (健全普通話版)
乞命的鯉魚
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、和歌山に大殿さまと呼ばれる殿さまがいました。
在很久很久以前、位於和歌山的大殿城主。
とてもらんぼう者の殿さまで、背丈ほどもある長い刀を先を切ったさやにさして歩きまわってたたみを切り傷だらけにしたり、江戸の藩邸にいるときには、
說起這位城主大人的脾氣那可就謂是十分的火爆、這還是正在上洛時所發生的事呢、先是因為城主大人的那把尖刀很長而劍鞘的前端又是給它捅破開口了去、這也就導致了人家在房間裡轉悠時腰上那把佩戴的尖刀是把地上的榻榻米都刮壞完了。
「隣の松平邸の高殿で夕涼みしている女が、自分の屋敷を見て笑っている」
邊上松平家那位正在院子裡乘涼的女子、她可一個勁的盯著我的房間看、到底是在笑些甚麼呀。
と、言って、鉄砲を撃ったりしたのです。
城主大人說完就是一把火統一掏把人家是當場給斃了。
この事が幕府に知れて、大殿さまは隠居(いんきょ)を命じられました。
可就等這件事最後是到將軍的耳朵裡面一傳、直接就命令人家城主大人是退休養老去了。
ある日の事、この大殿さまがこんな話しを聞きました。
時間又來到了今天、這次是城主大人的耳朵裡面聽聞了一件有趣的傳聞。
「貴志川(きしがわ)の鯉のふちに住んでいる大鯉はそのふちの主で、村人はだれも手出しをしない」
貴志川鯉魚淵裡面住著的那條大鯉魚王呀就是此地的守護神、大家千萬是誰也不能夠對人家出手捕撈呀。
そこでさっそく、大殿は庄屋(しょうや)を呼び寄せて、
可就是這麼一個傳聞卻讓城主大人直接的就給當地知事一呼。
「その鯉を一口食ってみたいから、生け捕るように」
我想要吃一口那個鯉魚肉、你就給我抓一條活的上來吧。
と、言いつけたのです。
這不就對人吩咐了嗎。
びっくりした庄屋は、
可這下就給知事是嚇壞了呀。
「それだけは、ごかんべんを。ふちの主を捕まえたりしたら、きっと恐ろしいたたりがあります」
可可可、大王還是饒了我把、萬一若是觸怒了人家淵主、到頭來恐怕是有災禍發生呀。
と、断ったのですが、大殿さまは許しません。
知事試圖的是婉拒了一下、可是大王不許。
「嫌と申すか?! もし生け捕りに出来なかったら、代わりにお前の腹を切り開くとしよう」
你是不想幹這事對吧!?給我聽好了、若是不能活捉了鯉魚王、那我就只好讓你代替它開膛破肚了。
そこで庄屋は仕方なく、生け捕りの準備をはじめました。
聽到這話知事也就只能放棄抵抗、開始尋思著這到底要計劃著怎麼去抓捕那條活的大鯉魚王了。
そしていよいよふちの主を生け捕りにする前の晩、庄屋の家に美しい娘がやってきて、
而也就是到了這計劃即將下網的前一日、今天的知事家是來了一位十分漂亮的姑娘拜訪。
「明日、ふちにアミを入れるそうですが、やめてはもらえませんか?」
我有聽聞明天村子裡頭就要開始下網了、但是真的就沒有了一點兒迴旋的餘地了嗎?
と、言いました。
姑娘是這樣的說道。
それを聞いた庄屋が、
知事聽到了之後。
「もちろん、出来る事ならわしも取りやめにしたい。でも明日は大殿さまがここへやってくるので、いまさらやめるわけにはいかんのじゃ」
太概率是沒有了、當然這事要是我能做主的話、肯定是絕對不會讓他發生的、但明天大王就已經要來了、現如今我看是一點辦法也沒有了咯。
と、言うと、娘は、
這樣的給姑娘解釋到。
「・・・そうですか、それなら仕方ありません」
………是這樣呀、那看來也是真的沒有辦法了。
と、出された草もちを食べて帰って行ったのです。
臨走之前的姑娘是又與人閒談了一陣並吃下了幾塊知事給招待的草餅點心、後就也便離開了。
さて、翌日の朝。
好啦、現在就說說次日早。
大殿さまの前でふちにアミを入れていると、とても大きな鯉がかかりました。
大王此時是有過來了現場親自監督、只見眾人先是拋網、而後不出一會兒、這就一隻超級大鯉魚就給捕撈了上來。
さっそく腹を切り開いたところ、中から草もちが出てきたのです。
可就是說快點趁還是活的給人開膛破肚了吧、肚子一開、發現裡面這就怎麼都是一些草餅點心呀。
これを見た庄屋はびっくりして、
一瞧見了是這些個玩意兒後那可把知事驚的那叫一個嚇的呀。
「そうか、ゆうべ家へ来たあの娘は、鯉の化身だったのか」
天啦、昨天晚上來到我家拜訪的那位姑娘、沒有想到人家竟然就是這水裡的鯉魚精呀。
と、みんなに昨日の話をしました。
知事這就立馬的把這件事又說起給了在場的眾人開始聽。
それを聞いた大殿さまも、さすがに鯉があわれに思えて、
當然這就眾人裡面也包括在了大王、大王聽完、也是覺得這尾魚王是十分的悽慘呀。
「すまぬことをした。鯉の料理を食うのは、やめにしよう」
我想我大概是做錯了、為表歉意接下來的這頓鯉魚飯不吃也罷。
と、その鯉を川岸にうめて、その上に木を植えました。
於是乎鯉魚的屍身至少在岸邊是得到了完整的埋葬、後來大家又是給這周圍都種起了樹苗。
それからその地は、『鯉の森』と呼ばれたそうです。
也就是自那以後、該地也就被當地的村民是逐漸改口的稱呼為了鯉魚森。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
命ごいに来たコイ
鯉魚精
むかしむかし、和歌山に大殿さまと呼ばれる殿さまがいました。
到好久以前、這就和歌山的侯爺、也就是藩王。
とてもらんぼう者の殿さまで、背丈ほどもある長い刀を先を切ったさやにさして歩きまわってたたみを切り傷だらけにしたり、江戸の藩邸にいるときには、
每天是脾氣好大、佩到刀有跟晾衣杆那麼長、鞘護不到那麼長、這刀尖就過拖到地上、幫屋子地板上的席子是過都刮爛完了、還有次上洛。
「隣の松平邸の高殿で夕涼みしている女が、自分の屋敷を見て笑っている」
就講自己鄰國高王女來我屋玩歇涼、看我屋地板席子花到笑。
と、言って、鉄砲を撃ったりしたのです。
就被我一火槍弄了。
この事が幕府に知れて、大殿さまは隠居(いんきょ)を命じられました。
等將軍這邊也曉得這事、就講這傢伙是甚麼板眼哦、腦鬠是少根筋啊、這過就喊他退、不然就切腹了。
ある日の事、この大殿さまがこんな話しを聞きました。
這人從位子上面下來也不安生。
「貴志川(きしがわ)の鯉のふちに住んでいる大鯉はそのふちの主で、村人はだれも手出しをしない」
這天就聽到自己藩貴志河裡面有條鯉魚王到、哪條農民都不敢撓。
そこでさっそく、大殿は庄屋(しょうや)を呼び寄せて、
藩王這就幫這邊的公家一喊。
「その鯉を一口食ってみたいから、生け捕るように」
講自己要幫這條魚王試一口味、捉活的上來幫我片到。
と、言いつけたのです。
放話了。
びっくりした庄屋は、
這村裡的知事過駭了個卵脬翻天。
「それだけは、ごかんべんを。ふちの主を捕まえたりしたら、きっと恐ろしいたたりがあります」
搞不得了、那傢伙吃得啊、有靈性的、幾百年成了精、吃它村裡面要遭殃的。
と、断ったのですが、大殿さまは許しません。
我今天就要吃了。
「嫌と申すか?! もし生け捕りに出来なかったら、代わりにお前の腹を切り開くとしよう」
你不捉它老子今天就弄你、你要自己幫肚子開了、這鯉魚我也就算了。
そこで庄屋は仕方なく、生け捕りの準備をはじめました。
這就一條村官碰王侯、也是㫘法、好好好、直能依啦。
そしていよいよふちの主を生け捕りにする前の晩、庄屋の家に美しい娘がやってきて、
傢伙都準備好、都村裡人也都解釋了、這就準備要開搞的前一天、知事屋裡來了條長好乖的女。
「明日、ふちにアミを入れるそうですが、やめてはもらえませんか?」
也就可憐巴巴的講了、暗示自己就是大鯉魚、明天可以不下網子吧啦。
と、言いました。
それを聞いた庄屋が、
知事就想連這事都來啦、真是稀爛。
「もちろん、出来る事ならわしも取りやめにしたい。でも明日は大殿さまがここへやってくるので、いまさらやめるわけにはいかんのじゃ」
可以不下我肯定不下、哪個願意搞這鬼事、但法不論理、權不聞法、天不視權、非理法權天、這明天侯爺就要來索我命、這不是它的就一定是我的、我也想有個法。
と、言うと、娘は、
大鯉魚一聽。
「・・・そうですか、それなら仕方ありません」
那確實也是㫘辦法了、唉。
と、出された草もちを食べて帰って行ったのです。
知事能作的也就是貢幾個餅子糕點讓大鯉魚捏手上、咬二口吃完也過回去了。
さて、翌日の朝。
這就第二天早。
大殿さまの前でふちにアミを入れていると、とても大きな鯉がかかりました。
當到侯爺的面下網、網子一下去一尾超大的鯉魚就上來了。
さっそく腹を切り開いたところ、中から草もちが出てきたのです。
一上來就被開膛破肚了、肚子拉開、裡面過就是知事昨天送起別個的那幾個餅子。
これを見た庄屋はびっくりして、
知事是人都駭獃了去、這萬萬不能來的真來了。
「そうか、ゆうべ家へ来たあの娘は、鯉の化身だったのか」
昨天來我屋的那條、還是條鯉魚王親自過來講好話啊、我還講是哪個村民啊、我了個好傢伙啊。
と、みんなに昨日の話をしました。
這就馬上幫昨天女的事所有人講起一聽。
それを聞いた大殿さまも、さすがに鯉があわれに思えて、
侯爺著一下也過糊弄到了、心想魚王當成這條樣子也太著孽了吧。
「すまぬことをした。鯉の料理を食うのは、やめにしよう」
雖然這魚王是死了去、但是至少屍身還是過保下來了。
と、その鯉を川岸にうめて、その上に木を植えました。
就埋到岸邊啦、上面再栽片樹。
それからその地は、『鯉の森』と呼ばれたそうです。
久了、等樹都大了起來、這也就有個林子樣了、又久、後面就都喊它鯉森。
おしまい
结束
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