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9月20日の日本民話
(9月20日的日本民間故事)
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Max 2560×1440 (youtubeの設定で変更可能)
イラスト たつよ 提供 らくがきの日常
アワの長者 (健全普通話版)
泡影(小米)地主
・日本語(Japanese) ・英語(English) ・日本語(Japanese)&英語(English)
・日本語&中国語
むかしむかし、ずーっとむかしのむかし話だよ。
這是發生在一個很久又很久以前、十分以前時期的故事。
イラスト01 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
ある村に、働き者じゃが、貧しい暮らしをしている男がおりました。
於某一個村子裡、有著一個十分會幹活但卻還是非常貧窮的男子。
イラスト02 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ああーっ、腹へったなー。腹いっぱい飯食ってみてえなあ~」
啊啊啊、肚子好餓呀、真想吃上一頓滿足的大餐把肚子給填的滿滿。
いつも腹をすかせている男の見る夢は、食べる夢ばっかりだった。
就是這位經常餓著肚子的男子、就連他的夢境裡夢到的幾乎也就全是和吃的有關呢。
ある晩のこと、男は真に不思議な夢を見た。
而今天這個晩上、男子做了一個不同於以往十分奇特的夢
イラスト03 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
荒地の果てからやってきた、白い一頭の馬。
自一片荒蕪土地的盡頭、突然是奔來了一匹白馬。
馬は光に包まれ、まぶしいほどの白さじゃった。
馬兒的渾身上下給強光包成了一團、發出幾乎是令人刺眼的白。
イラスト04 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
馬は、ずっしりとよく実った金色のアワの穂を、美味しそうに食べている。
現在能看到的就是該匹馬兒的嘴裡正在嚼著一把結滿了金色苗實的沈甸甸粟穗、看馬兒那吃的香香的表情想必也是十分的開心。
じっと見つめていると、白い馬は急に首を振った。
就是在男子一直持續注視著的馬兒的當下、突然、馬兒是扭轉了馬頭。
イラスト05 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
口元からポーイと飛んだアワの穂は、空中でクルクルと舞ってキラキラ金色に輝きながら、男の前に落ちてきた。
也正是這個舉動讓馬兒口中的一束金粟穂、飄向了空中、隨著風、金粟穂一邊在天空上是轉著圈圈、一邊又是散發著的金色的光芒、最後就是那樣自空中飄落到了男子的腳下。
イラスト06 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「あっ、夢か、夢! 何という夢じゃ。金のアワ。それに神々しい白い馬、神さまが現れたあの荒地は」
啊啊、是夢嗎、是夢啊!真是奇妙的一個夢呀、金色的小米、還有神奇的白馬、是荒野降臨了神蹟。
イラスト07 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
夢から醒めた男は、あの白い馬が立っていた荒地は、自分が一度行ったことのある場所だと気付いた。
自夢中醒來的男子、似乎是猛然一下的想到了、就是那個自己夢中的荒地、好像之前的自己就有在現實中是去過了一次。
朝が来るのを待ってさっそく出かけ、見覚えのある、その荒地にたどり着いた。
滿心期待的男子終於是熬到了天明、伴隨著過往的記憶、於現實中是又來到了夢中的那個場景。
イラスト08 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ここだ、間違いない。夢の場所とおなじだ。・・・あっ!」
就是這裡、不對、這裡就是和我夢中完全一樣的那個所在………天啦!
驚いたことに、荒地の果てからアワの穂をくわえた夢で見た白い馬が、男に向かって歩いてきた。
驚訝之餘、夢中的那片白馬竟是在荒地中現了身、嘴巴裡面啣著的正是小米的穂子、一步一步的朝著男子走來。
そしてくわえていた、その金のアワの穂を男に渡した。
就這樣、終於那束金粟穂、是由馬兒啣著交與了男子之手。
イラスト09 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ああ、ありがたい。きっとこれは、この荒地を耕して、アワをうえなさいという、神さまのお告げにちがいない」
天啦、這真是太棒了、這肯定就是神的旨意絕對沒有錯、這就是叫我開墾這片荒地、然後種下這顆粟苗。
男はそう信じて、そこの荒地を耕しはじめた。
男子對心中所想是深信不疑、也就是這樣、讓他動手開墾起了荒地。
イラスト10 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
春を待って、種をまき。
等時間來到了春天、播下了粟種。
イラスト11 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
夏、照りつけるお日様。
烈日炎炎的夏日。
畑に這いつくばって、せっせと草を取った。
男子又將腰又俯在了田間開始一個勁的拔除雜草。
イラスト12 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
秋になると、男の植えたアワの穂は重く実り、あたり一面金色に輝いて波打った。
入秋、男子的粟穂長出了厚實的碩果、風吹來後、就是一片金黃的粟海波浪。
大豊作だ。
大豐收了。
イラスト13 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
それを売りさばいた男は、たちまち大金持ちとなって「アワの長者」と呼ばれた。
收割完將其全部售出的男子、很快的、一位新的地主大老爺現世、人稱「金粟老爺」。
それから何年か経ったある年。
在那之後的又是很多年過去、於某一年。
イラスト14 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
村はまた、ひどい飢饅にみまわれた。
村子裡是不幸的又迎來了一次稻穀不作的饑荒。
これまでにない厳しい寒波が襲って、子供たちは腹を空かして寒さにおびえ、泣きわめいた。
不僅如此、很快又是前所未有的寒波襲來、孩子們除了吃不上飯以外、全身上下也是凍的發紅發紫了、眼前的一幕那就是所有人都在顫抖著哭泣。
村の者は集まって、相談した。
村子裡面所有的人聚集在了一起、試圖想要商量出一個辦法來解決當前的難關。
イラスト15 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「アワの長者さまに、おねがいしてみるか」
試著問問金粟地主老大爺家裡去借點糧來吧。
「そうだそうだ、あそこの蔵には、山ほどアワでもなんでも仕舞い込んである。むかしはわしらと同じ貧乏だった長者さまだ。助けてくれるに違いない。」
是呀是呀、人家的谷倉富裕的全部都堆足是成為了一座座小山、況且人家以前跟我們一樣同為窮苦百姓出身、找他去幫幫忙人家一定就是會理解我的難處的。
そう話がまとまると、皆して長者さまのお屋敷に詰め掛けた。
眾人商量好了選用這個計策後、是紛紛的就集結來到了大老爺屋子的門口。
散々頭下げてお願いすると、それまで黙って聞いていた長者さまは一言大声を出した。
所有人都是低聲下氣的哀求著、可剛將這些話都是默默聽完後的地主大老爺只是大聲的發出了這樣的一語。
イラスト16 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「うるさい! 聞きとうない! アワは一粒もない! 無断で蔵を開けたら、アワが無くて泡食うぞ! わかったか! さっさと出て行け!」
別給我在這說這些廢話了!誰要管你們的死活呀!小米甚麼的我一粒也是不會白白的施捨出去送給你們的、若是沒有東西吃那就喝你們的西北風去吧!明白我的話了嗎?明白了那就現在從我家裡給滾出去!
皆が帰った、その夜のこと。
就這樣、所有人全給轟走是只能回了家、可當等時間又是來到了這半夜。
「こら、人の屋敷の土壁に何ということをする!」
喂喂喂、圍在人家的牆壁外你們可都是在圖謀著啥呀!
イラスト17 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
村の衆は、壁から、床下から、所かまわず、隠し込んだアワをガリガリこさぎだした。
大老爺的谷倉外此時已經偷偷到來了很多人、地板上、地板下、牆壁外撒著的、這些人就如同一隻隻老鼠一樣的、收集起了於谷倉外的這些遺落在地上零星半點。
イラスト18 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
長者は、村の衆がやることは高がしれてるとたかくくって眠り込んだ。
大老爺看了幾眼後、隨他們去了、自己則是回房高枕無憂的睡起了這大覺。
カリカリカリ、カリカリカリ
嘰嘰喳喳嘰嘰喳喳。
音は、蔵から聞こえてきた。
可隨即、當地主大老爺這回是聽到了自谷倉的內中傳來了聲響之後。
「なんじゃ、なんじゃ、村の盗人だな!」
搞甚麼呀、這些村子裡不要臉的小偷!
「あわわわわああ!」
甚麼!竟然!
長者は気を失って、へたり込んでしまった。
看到後大老爺幾乎就是絕望的倒下了、失去了意識。
イラスト19 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
カリカリカリ、カリカリカリ
嘰嘰喳喳嘰嘰喳喳。
忙しくアワを食べていた何万匹ものネズミたちが、急に静かになったと思うと、いきなり、どっーと音を立てて、
原來是自己的谷倉內早就已經遭到了鼠患、大地主看到的是成千上萬隻在瘋狂啃食著自己小米的鼠群、突然、時間是靜止上了一秒鐘、鼠群們不動了、而就是即刻的下一秒、轟隆的一聲。
イラスト20 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
蔵も御殿のようなお屋敷も、もろとも崩れ落ちた。
無論是大老爺家的谷倉還是那個修建的如同宮殿一樣漂亮的地主大院、瞬間全都崩塌、灰飛煙滅了。
イラスト21 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
立ち上る土煙が収まると、廃墟となった広場に何万というネズミたちが、ひとかたまりに集まった。
等漫舞起周天的煙塵全部收散過後、如同廢墟的這個原地剩下的就只有那不知道是幾萬隻的龐大鼠群了、只見它們現在都是正朝著同一個方向聚集、又聚集。
そうして光に包まれ、金色のアワの穂をくわえた白い馬が姿を現した。
所有的老鼠聚合成一體過後、便就發出了一陣閃亮的刺眼白光、而這時候再次現身的就只有了一匹嘴裡啣住了金粟穂的白馬。
イラスト22 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
やがて白い馬は、前足をそろえ、蹴るように高く上げると、ゆっくりと空へ駆けのぼっていった。
最後、只見白馬是前蹄一揚、隨即一躍登天、一步一步的朝著天空奔馳遠去了。
イラスト23 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ああっ、あの白い馬、夢の中の神さまの馬だ。」
啊啊、我明白了、神馬、它就是夢中那匹神馬呀。
人の苦しみをかえりみなかった長者は、全てをなくして、やっと自分の愚かさに気付いた。
面對村民的苦難不屑一顧的老大爺現如今真真正正是失去了所有了一切、變得一無所有的他、突然開始是理解自己是有多麼的愚昧了。
「泡食った長者」は改心して、皆と残ったアワを分けあった。
就是這樣、金粟大老爺從此變成了泡影大老爺、但這好倒也是讓大老爺改了心、剩下的還有沒被老鼠啃完剩下的那一點小米是全部都給村民的眾人們送了出去。
イラスト24 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
それからというもの男は、村の皆とせっせと荒地を耕し、助け合って仲良く暮らしたんだと。
現在就說說之後吧、大老爺變成了一名普通的種地農民、和村民們又是一起的扛起鋤頭開墾起這荒地農田來了、大家彼此之間都是互相幫助、很快的就又是打成了一片、就這樣最終呀、大老爺終究是迴歸了自己曾經那份熟悉又懷戀的農耕生活。
めでたし、めでたし。
可喜可賀、可喜可賀。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
アワの長者
一夜回到解放前
むかしむかし、ずーっとむかしのむかし話だよ。
到好久的好久又好久以前。
イラスト01 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
ある村に、働き者じゃが、貧しい暮らしをしている男がおりました。
一條村裡面、有條手腳雖然勤快卻還過到清苦日子的年輕人。
イラスト02 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ああーっ、腹へったなー。腹いっぱい飯食ってみてえなあ~」
肚子餓吧、這就想吃飯、卻只能乾想。
いつも腹をすかせている男の見る夢は、食べる夢ばっかりだった。
晚上作的夢全都是吃東西的夢、活活被餓醒。
ある晩のこと、男は真に不思議な夢を見た。
這天晚上男的作了個不同以往的夢。
イラスト03 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
荒地の果てからやってきた、白い一頭の馬。
馬は光に包まれ、まぶしいほどの白さじゃった。
夢裡面荒野的盡頭、一匹白馬、馬身迸出金光、閃瞎人的狗眼。
イラスト04 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
馬は、ずっしりとよく実った金色のアワの穂を、美味しそうに食べている。
仔細看可以看到這匹白馬到吃地上小米的穂先、一副嚼的好舒服的樣子。
じっと見つめていると、白い馬は急に首を振った。
馬看到人對自己直視、突然調轉了頭、扭開。
イラスト05 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
口元からポーイと飛んだアワの穂は、空中でクルクルと舞ってキラキラ金色に輝きながら、男の前に落ちてきた。
同時、嘴角殘存到的一株還㫘吞下的穂先留到了空中、慢慢漂落到男的眼前。
イラスト06 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「あっ、夢か、夢! 何という夢じゃ。金のアワ。それに神々しい白い馬、神さまが現れたあの荒地は」
這時男的夢醒、回味這夢中的白馬荒野以及金穂。
イラスト07 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
夢から醒めた男は、あの白い馬が立っていた荒地は、自分が一度行ったことのある場所だと気付いた。
突然又似回想出夢中的場景是自己哪裡似曾相識。
朝が来るのを待ってさっそく出かけ、見覚えのある、その荒地にたどり着いた。
搜尋記憶的角落、來到現實中那片夢境中的境像。
イラスト08 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ここだ、間違いない。夢の場所とおなじだ。・・・あっ!」
當下瞬間就瞭解了這裡正是夢裡面的荒野無疑。
驚いたことに、荒地の果てからアワの穂をくわえた夢で見た白い馬が、男に向かって歩いてきた。
再回神、出現了和夢中完全一樣的白馬、甚至還同樣口㘅穂先向男子走來。
そしてくわえていた、その金のアワの穂を男に渡した。
白馬將自己嘴中所叼交與男子。
イラスト09 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ああ、ありがたい。きっとこれは、この荒地を耕して、アワをうえなさいという、神さまのお告げにちがいない」
男的瞬感這就是神的旨意、是喊自己用金穂到這片荒地開墾。
男はそう信じて、そこの荒地を耕しはじめた。
如此篤定、完成心中所業。
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春を待って、種をまき。
待春天來、翻土播種。
イラスト11 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
夏、照りつけるお日様。
畑に這いつくばって、せっせと草を取った。
夏天來、除草貢肥。
イラスト12 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
秋になると、男の植えたアワの穂は重く実り、あたり一面金色に輝いて波打った。
大豊作だ。
秋天到了、男的眼前所見為一片金色的稻海、風過處皆是濤浪。
イラスト13 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
それを売りさばいた男は、たちまち大金持ちとなって「アワの長者」と呼ばれた。
男的收割完畢、賣了稻穀、變成了大有錢人、別個稱之為金米地主。
それから何年か経ったある年。
這就又過了好多年。
イラスト14 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
村はまた、ひどい飢饅にみまわれた。
出了天災、全村就鬧饑荒。
これまでにない厳しい寒波が襲って、子供たちは腹を空かして寒さにおびえ、泣きわめいた。
又到了寒冬、這村裡小兒又冷又餓、只能哭到叫。
村の者は集まって、相談した。
全村一起商量想辦法啊。
イラスト15 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「アワの長者さまに、おねがいしてみるか」
「そうだそうだ、あそこの蔵には、山ほどアワでもなんでも仕舞い込んである。むかしはわしらと同じ貧乏だった長者さまだ。助けてくれるに違いない。」
這就辦法想到想到想金米地主他屋去了、認為別個屋裡米多、想讓別個救助了這次全村的難關、心想別個以前也是窮人、應該也就能理解這窮人的痛處。
そう話がまとまると、皆して長者さまのお屋敷に詰め掛けた。
這就一撲人衝到金米地主屋去。
散々頭下げてお願いすると、それまで黙って聞いていた長者さまは一言大声を出した。
腦鬠佝到求、想讓別個開倉放糧、但是也不見地主點頭啊、等好大陣這就講了。
イラスト16 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「うるさい! 聞きとうない! アワは一粒もない! 無断で蔵を開けたら、アワが無くて泡食うぞ! わかったか! さっさと出て行け!」
原來是一顆米都不打算過、講這村民只要敢私自強行開倉、那就魚死網破、大家都不得好、要人快點走、莫幫主意打到自己頭上來。
皆が帰った、その夜のこと。
趕走就一村人、這就正晩。
「こら、人の屋敷の土壁に何ということをする!」
地主發現了、自己屋裡已經是人頭涌動。
イラスト17 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
村の衆は、壁から、床下から、所かまわず、隠し込んだアワをガリガリこさぎだした。
全村人這就一個個變成老鼠子樣的等到謀算到自己的谷藏。
イラスト18 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
長者は、村の衆がやることは高がしれてるとたかくくって眠り込んだ。
地主事不關己、只是高高掛起、繼續睡自己的覺。
カリカリカリ、カリカリカリ
音は、蔵から聞こえてきた。
直到從自己的谷藏傳來了音。
「なんじゃ、なんじゃ、村の盗人だな!」
「あわわわわああ!」
地主認為是村人撬開了倉庫、連忙去救、到邊是人獃了。
長者は気を失って、へたり込んでしまった。
瞬間失了魂。
イラスト19 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
カリカリカリ、カリカリカリ
忙しくアワを食べていた何万匹ものネズミたちが、急に静かになったと思うと、いきなり、どっーと音を立てて、
原來自己的谷藏早就已經佈滿大量的老鼠、一眼望不到頭、全都到啃食自己的存貨、聲音不是村民而是這些個老鼠發出、人鼠對眼、再一陣、突來的巨響。
イラスト20 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
蔵も御殿のようなお屋敷も、もろとも崩れ落ちた。
是迎來一切的崩塌、龐大的老鼠早就已經幫一切蛀空、而地主則只是剛好目睹這一瞬間而已。
イラスト21 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
立ち上る土煙が収まると、廃墟となった広場に何万というネズミたちが、ひとかたまりに集まった。
煙塵過、這就只有廢墟、還有一麻板的老鼠、這些個老鼠又同向一點聚集。
そうして光に包まれ、金色のアワの穂をくわえた白い馬が姿を現した。
這時當初㘅到金穗的那匹白馬又現身了、自鼠群中。
イラスト22 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
やがて白い馬は、前足をそろえ、蹴るように高く上げると、ゆっくりと空へ駆けのぼっていった。
鼠變成白馬奔自天際、遠去了。
イラスト23 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
「ああっ、あの白い馬、夢の中の神さまの馬だ。」
地主憶起過往、又喚回了夢中的記憶。
人の苦しみをかえりみなかった長者は、全てをなくして、やっと自分の愚かさに気付いた。
屋子崩塌了去、錢財也全部埋入了廢墟、地主瞬間一無所有、看到馬、了悟了自己的癡愚。
「泡食った長者」は改心して、皆と残ったアワを分けあった。
這還真應了自己的話、魚死網破、這魚還㫘死、網過先破完了、這不是自己的也留不到了、老鼠喍完還有點剩、分了算了、那麼多都完了也不留這一點了。
イラスト24 イラストをクリックすると、大イラスト(2560×1440)を表示
それからというもの男は、村の皆とせっせと荒地を耕し、助け合って仲良く暮らしたんだと。
這後面地主變農民、又繼續和窮人打成一片、天天下地舞鋤頭啦、還你幫我我幫你的。
めでたし、めでたし。
可喜可賀、可喜可賀。
おしまい
结束
※ このお話は福娘童話集の「アワの長者」を元に、ラジオNIKKEI様主催の「全国10都市横断 親と子のトークライブショー 第10回 常田富士男 民話の世界」で配布用CDに収録された朗読です。
朗読者は「まんが日本むかしばなし」のナレーターで有名な常田富士男さんです。
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