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福娘童話集 > 日本民間故事 > 十一月

11月19日の日本民話
(11月19日的日本民間故事)
友だちにあげたリンゴ

友だちにあげたリンゴ (健全普通話版)
給朋友的蘋果

日本語 ・日本語&中国語

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
林檎の折り紙りんご

むかしむかし、あるところに、四人の男の子を持つお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
在很久很久以前、就有著這麼一個地方、一處農家是孕育了四個小男孩。

一番上の子どもの名前は太郎、二番目は次郎、三番目は三郎、四番目は四郎です。
最大的那位是叫做太郎、排名第二的是次郎、第二的呢就是三郎、最後一位就是這四郎了。

ある日の事、お百姓さんが町へ行くと、とても大きなリンゴが売っていました。
故事發生在這天、今日是父親上街給家裡買回了大大的紅蘋果。

「話しには聞いた事があるが、これがリンゴというものか」
這東西就是蘋果呀、我以前也是有聽人說過呢。

リンゴを初めて見たお百姓さんは、そのリンゴを七つ買って子どもたちのおみやげにしました。
父親因為是第一次見著蘋果這稀罕玩意、乾脆一次性就是買回了七個準備是給家中的孩子們帶回個禮物。

太郎と次郎と三郎は、リンゴを二つずつもらいました。
於是乎呀、到家之後、太郎次郎三郎、每人都是分別的獲得了兩枚蘋果。

四郎はまだ小さいので、一つだけです。
因為四郎還很年幼、這餘下的一個也就是給了他。

さて次の晩、お百姓さんは子どもたちを集めて、リンゴの事を聞きました。
這就是這日晩、父親在自己的面前是給呼喚來了四位孩子們問起了他們關於蘋果的事。

「四郎や、リンゴはどうした?」
四郎呀、你的那個蘋果是用在了何處呀?

すると四郎は、ニッコリ笑って言いました。
聽到這裡、四郎是很開心的笑道。

「みんな、食べちゃった。とっても、おいしかったよ」
全部都給吃光光啦、蘋果這東西還真是十分的好吃呢。

その言い方がとてもかわいかったので、みんなはどっと笑いました。
因為四郎的稚氣、引得在場的眾人全是一起發笑。

「では、太郎はどうした?」
那麼、太郎你的蘋果呢?

「ああ、おらも食べたが、リンゴのタネをちゃんと取ってある。おら、そのうちリンゴの木をつくるんだ」
我的蘋果也是給吃掉的呢、但我有好好的把蘋果的核給种在了土裡、因為我有希望它日後是能生長成一顆大樹結出碩果呢。

それを聞いて、お百姓さんは喜びました。
聽到了太郎的答復、父親很是高興。

「なるほど、お前はわしのあとをついで、立派なお百姓になれるぞ」
這樣呀這樣呀、你不愧是我所生、將來也一定會成為一個聰明的男子漢的。

「えへへへ」
嘿嘿嘿嘿。

お父さんにほめられて、太郎もうれしそうです。
太郎給父親誇獎了之後很是開心。

「それで次郎、お前はどうした?」
那麼次郎、你的蘋果呢?

「うん、友だちに見せると欲しがったから、売ってやったよ。すごくもうかった」
我的那個呀、給朋友們看見了之後大家都是十分的想要呢、我呢、也就賣給了大家、自己是賺了一筆呢。

「なんだ、食べずに売ってしまったのか。・・・お前は百姓よりも、商人が向いているな」
這樣呀、你吃都沒有吃掉竟然是把蘋果全賣掉了呀……………看來比起這莊稼地裡面的活兒、你是更加適合成為一位商人呢。

お百姓さんは、少しガッカリです。
父親呢、這次是稍微的有一點失落。

「ところで、三郎はどうした?」
對了、三郎你的那個蘋果呢?

「うん、・・・・・・」
我的蘋果………………

気が弱くておとなしい三郎は、何も言いません。
三郎的性子好似不善言談、說了半天也沒能是說出個甚麼。

それでもお百姓さんが何度もたずねるので、三郎は小さな声で言いました。
但是敵不過父親的再三細心追問、此時的三郎才在用著十分細微的聲音說道。

「みんな、あげちゃった」
我把他全部給別人了。

「なに、あげてしまっただと?! せっかく、おみやげに買ってきてやったのに。いったい、誰にあげたんだ?!」
甚麼、你把蘋果都給別人了?!好不容易出去才買一躺東西專門給你們帶回家的、所以說這些蘋果你究竟都是給了誰呀!

お百姓さんが大きな声を出したので、三郎は泣きそうな顔で言いました。
因為父親是一下子加大了嗓門、這讓三郎很是害怕的都哭了起來。

「友だちが、病気で寝ているの。だからその友だちに、持っていってあげたんだ。でも友だちはもったいないと言って食べてくれないので、まくらもとへ置いてきた」
我的朋友他生上了病、所以說我就把自己的蘋果當成是給朋友的禮物送給了他、但是人家說了這個蘋果很是珍貴、就沒有捨得的並沒有去吃、而是把它放在了自己的枕邊。

それを聞いたお百姓さんは、思わず三郎を抱き寄せて頭をなでました。
父親聽完了三郎的話、連忙就是將其一把的抱起並且摸了摸自己兒子的小腦袋。

「よくやった! えらいぞ、三郎」
你可真是一個了不起的男子漢呀!三郎。

それから他の兄弟たちに向かって、こう言いました。
接下來呀、父親就是又是轉頭朝向了其他的男子們、對他們是這樣的教育到。

「リンゴを、食べるのもいい。
蘋果用來吃也好。

リンゴの種を植えて、リンゴを育てるのもいい。
把他的種子埋在土裡收穫未來也好。

リンゴを売って、金もうけをするのもいいだろう。
還是把蘋果賣掉用來掙錢、這些都是不錯的行為。

だがお前たち、三郎のように人を思いやる気持ちを絶対に忘れてはいけないよ」
但你還請你們都千萬千萬不要忘記了一件事、那就是要向三郎一樣的、要留著一顆為人著想的心。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

友だちにあげたリンゴ
勸善

むかしむかし、あるところに、四人の男の子を持つお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
到好久以前、這就一條農民育有四條兒。

一番上の子どもの名前は太郎、二番目は次郎、三番目は三郎、四番目は四郎です。
分別是太郎、次郎、三郎、四郎。

ある日の事、お百姓さんが町へ行くと、とても大きなリンゴが売っていました。
這天農民上街、看到有人賣大蘋果。

「話しには聞いた事があるが、これがリンゴというものか」
蘋果這東西農民也只是聽過、真的看到這還是第一次。

リンゴを初めて見たお百姓さんは、そのリンゴを七つ買って子どもたちのおみやげにしました。
也就講嘗個鮮、一次性買了七個、帶回去跟自己兒也都試下子去。

太郎と次郎と三郎は、リンゴを二つずつもらいました。
但這蘋果七個怎麼分啦、太郎次郎三郎每人都分得兩條大傢伙

四郎はまだ小さいので、一つだけです。
四郎最小、那就只有一個了。

さて次の晩、お百姓さんは子どもたちを集めて、リンゴの事を聞きました。
「四郎や、リンゴはどうした?」
這就這事過去了一天、老頭就問幾個兒昨天帶到蘋果怎麼樣啊、先問下子老四

すると四郎は、ニッコリ笑って言いました。
「みんな、食べちゃった。とっても、おいしかったよ」
老四講吃完了、這蘋果味道好、自己喜歡

その言い方がとてもかわいかったので、みんなはどっと笑いました。
老四講完這話自己就開始笑、大家也就跟到一起笑。

「では、太郎はどうした?」
老頭又問太郎。

「ああ、おらも食べたが、リンゴのタネをちゃんと取ってある。おら、そのうちリンゴの木をつくるんだ」
太郎講自己吃了但有幫裡面的心摳出來、幫這條當種子留到、看以後得長成大樹吧。

それを聞いて、お百姓さんは喜びました。
老頭聽到之後這就好開心。

「なるほど、お前はわしのあとをついで、立派なお百姓になれるぞ」
「えへへへ」
講老大以後肯定是條有前途的腳色、這就開始誇。
幫老大也是逗笑到的。


お父さんにほめられて、太郎もうれしそうです。
「それで次郎、お前はどうした?」
這就老頭又問老二。

「うん、友だちに見せると欲しがったから、売ってやったよ。すごくもうかった」
「なんだ、食べずに売ってしまったのか。・・・お前は百姓よりも、商人が向いているな」
老二講自己取了蘋果出去玩、讓其他人看、有人表示想要、老二就讓別個出錢自己賣起他的。
老頭聽到老二吃都㫘吃直接賣了去、就講你也許以後作生意厲害。


お百姓さんは、少しガッカリです。
但講完這話老頭臉上還是可以看得出失落。

「ところで、三郎はどうした?」
「うん、・・・・・・」
這就問老三。

気が弱くておとなしい三郎は、何も言いません。
但膽子小的老三、甚麼都不講。

それでもお百姓さんが何度もたずねるので、三郎は小さな声で言いました。
「みんな、あげちゃった」
老頭問了好幾遍、老三才畏畏縮縮的講自己幫蘋果送人了。

「なに、あげてしまっただと?! せっかく、おみやげに買ってきてやったのに。いったい、誰にあげたんだ?!」
聽到送人了、老頭一陣惋惜、心想這是自己特地買來的、自己都捨不得就是為你們吃、就急忙追問是怎麼送出去的。

お百姓さんが大きな声を出したので、三郎は泣きそうな顔で言いました。
老頭講話的聲音好大好似逼問、幫三郎都過駭哭了。

「友だちが、病気で寝ているの。だからその友だちに、持っていってあげたんだ。でも友だちはもったいないと言って食べてくれないので、まくらもとへ置いてきた」
三郎也就幫自己玩伴癱床上害病的這事過講了、自己送了別個蘋果、但別個還不肯收、自己就過放到別個枕頭邊上獨自走了。

それを聞いたお百姓さんは、思わず三郎を抱き寄せて頭をなでました。
「よくやった! えらいぞ、三郎」
老頭聽完、馬上就對到三郎一抱、講他作的好啊。

それから他の兄弟たちに向かって、こう言いました。
這就又開始教育其他幾兄弟了。

「リンゴを、食べるのもいい。
リンゴの種を植えて、リンゴを育てるのもいい。
リンゴを売って、金もうけをするのもいいだろう。
講這蘋果不管是吃還是种又或者是賣我都隨你們的意。

だがお前たち、三郎のように人を思いやる気持ちを絶対に忘れてはいけないよ」
但你們要記得、三郎今天作的事、這是絕對不能忘記的、那就是一顆作人的心。

おしまい
结束

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