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11月28日の日本民話
(11月28日的日本民間故事)
お雪の伊勢参り

お雪の伊勢参り (健全普通話版)
小雪的伊勢參拜

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : ぬけさくのいちねん草紙

むかし、大阪のある大きな屋敷に手伝いとして働いている、お雪という十二歳の女の子がいました。
在很久很久以前、於大阪的一處大豪宅之內、就有著一位叫做小雪的十二歲女孩子在這裡工作著呢。

ある日の事、お雪は急にお伊勢参りを思いたち、一通の置き手紙をすると夜明け前に旅の支度をして家を抜け出しました。
而有一天呢、小雪她是突發奇想、想跑到這伊勢參拜去了。
一書暫別信留下了之後、就開始了一躺說走就走的旅行、就天還沒有亮之前半夜就做完了準備出發了。


この頃、お伊勢参りに行くのはとても大事な事で、子どもがだまって行っても許されていたそうです。
哪個時候的社會風氣呢、認為去伊勢神宮參拜是一件值得鼓勵的行為、大家都是將其看得很是重要、所以即便就是小孩子提出了這個要求、大人們也一般會覺得合理而不會拒絕。

お雪はしばらくして、くり毛の馬を引いて歩いている男の人に出会いました。
路上走著走著、小雪這就給迎面遇見了位牽著栗毛馬的男子。

お雪の姿を見てピンときたのか、男の人が言いました。
也許是人家這第六感特別強、一看見這小雪的行李打扮呀就猜到啦、開了一個這樣的口。

「娘さん、これからお伊勢参りに行くんだね。わしが案内してやるから、この馬に乗りなさい」
姑娘呀、接下來我也是要去伊勢呢、坐上我的馬兒、就讓我也送你個一程吧。

「・・・・・・」
………………

「さあ、えんりょせずに」
好啦、不要客氣、上馬吧。

「・・・はい」
…………謝謝。

お雪は、無理矢理にお金をとられるのではないかと心配しましたが、そうではありませんでした。
小雪呢、心裡這時她還是相當的慌著呢、她就是怕這是一個眼前之人的拉客手段、到時到了地又管自己要錢狠狠的宰自己一筆呢、可人家就是真的想送送小雪一程。

それどころか反対に男の人は、
不僅和小雪想的完全相反、這個熱心的男人呀。

「まだお若いのに、お伊勢参りとは感心な子だ」
你還這麼小一個、就竟然是有一個人前往伊勢參拜的決心、了不起呀。

と、おこづかいまでくれたのです。
說完便就是扔給人了人家小雪兩個零花錢。

次の日、無事にお伊勢参りをすます事が出来たお雪は、とてもすがすがしい気持ちになりました。
第二天來臨呢、小雪也是無事的成功抵達到了伊勢、並完成了參拜、這時的人家心情是無比的暢快與激動呢。

「ああっ、やっぱり来てよかったわ」
哈哈哈、我的願望終於是實現啦、果然選擇來就是正確的呢。

そして男の人からもらったおこづかいで、おみやげを買いました。
接下來的小雪呢、又是利用起了之前男人給於自己的零花錢、買了一點當地伊勢的伴手禮。

帰りもまた男の人の馬に乗って、村に続く川の渡し場まで送ってもらいました。
最後是回去的那一趟也由了男人的馬匹接送、給人直接就是送來了距離村子一條河的渡口處。

お雪は馬からおりると、親切な男の人に深々と頭を下げました。
這時的小雪自馬兒身上下來後是大大的對男人鞠上了一個躬。

「色々と、お世話になりました。
一路上多謝你的諸多照顧。

本当に、ありがとうございました。
真的是十分的感激。

わたしの親は、となり村に住んでおります。
其實我的老家也就在不遠處的鄰村、我的父母都也在家中呢。

よろしければ、これから一緒に行ってください。
若是可以還請也一起跟我回到一躺家中。

父母からも、お礼を申させたいと存じます」
我會叫爸爸媽媽設宴給你道謝的。

そう言って、また頭を下げました。
小雪這樣說時、又是把頭給低下了。

渡しの舟が出るのを待っていた人たちは、それを見てびっくりです。
而此時正還在一旁等船出發的準備過河的客人他們是一個個全驚了呀。

「おいおい。あの娘、さっきから大きな声で一人言を言って、ぺこぺこ頭を下げておるぞ」
喂喂喂、哪邊的姑娘、她從一開始就一個人的在那原地一直嘟囔個甚麼呢?簡直就像是在跟誰說話一樣、還把頭給低下去的呢。

その声を聞いて、お雪は、はっとしました。
也就是這一句、驚醒了夢中人、小雪一下子回神了。

気がつくと親切な男の人も、くり毛の馬も消えていたのです。
這時的小雪是自己也已經注意到了、不管的之前的那個親切的男人還是自己騎過的那匹栗毛馬、早已消失。

「あれ?! どこへ行ったのかしら?」
唉唉唉?!天啦、他們可都跑去哪兒了呀?

すると、近くの人がお雪に声をかけました。
而這時、等船開的眾人們也對小雪是喊來了問候。

「さっきから誰もおらんのに、何を寝ぼけておるのじゃ?」
從你剛剛開始一直都是只有你一個人呀、小姑娘你是睡覺睡迷糊了嗎?

「えっ? わたしは、寝ぼけてなんていません」
誒誒?我可沒有犯迷糊甚麼的呢。

お雪は自分がお伊勢参りをして、たった今、この渡し場までもどって来た事を話しました。
小雪呢、這就也一下跟眾人解釋起了自己一路趕赴伊勢的經歷、這一路上發生的一件件之事。

「本当です。
我所言沒有一個字是假話。

これが、お伊勢さまのおみやげです。
你們看我手上的東西、這還正是從伊勢帶回來我買的伴手禮呢。

わたしは男の人の引く馬にゆられて、お伊勢参りをしてきたのです」
人家就是牽著馬一路上把我給帶到的伊勢呢。

けれども、そんな男の人や馬を見た者は誰もいません。
可對著小雪的這樣一個解釋、眾人紛紛是表明自己沒有看見過馬兒還有甚麼男子。

そこにいた人たちは、お雪が背中や両手にたくさんのみやげを持って、疲れた足どりで渡し場へ来たのだと言います。
大家的話就都只是說看見了是小雪自己兩手和背上拿滿了伴手禮、然後疲憊的又一腳一腳拖著腳步是自己走到了渡點呢。

「そんな。たしかに男の人と馬に・・・」
怎麼可能、但的確現在不管是那個男人還是馬……………

むかしは、こんな事がよくあったそうです。
就在以前呢、經常就是會發生這種匪夷所思之事。

これは小さいながらもお伊勢参りに行くと決心したお雪に感心したテングが、人間に化けて道中を無事を見守ったのだと言われています。
而這個故事的真實結果到底是怎樣、有人說呀、是一隻天狗給人小雪前往伊勢參拜的決心給感動、所以說呀、也就是變成了一個人類的樣子、在一路上是暗中的守護著小雪的平安呢。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

お雪の伊勢参り
神仙罩

むかし、大阪のある大きな屋敷に手伝いとして働いている、お雪という十二歳の女の子がいました。
到好久以前的大阪一座大宅、一個喊雪的十二歲小女兒到這裡打工。

ある日の事、お雪は急にお伊勢参りを思いたち、一通の置き手紙をすると夜明け前に旅の支度をして家を抜け出しました。
突然這就急到想去伊勢拜下子神仙、寫了個字條留到案前、天還㫘亮這人就出發了。

この頃、お伊勢参りに行くのはとても大事な事で、子どもがだまって行っても許されていたそうです。
以前這小孩上學遲到、大人上班也遲到、只要講自己是去伊勢拜神仙去了、也就不追究了、其重要程度大概是這麼個案子。

お雪はしばらくして、くり毛の馬を引いて歩いている男の人に出会いました。
㫘走幾踋雪碰到個遷到條棕毛馬走到路的男的。

お雪の姿を見てピンときたのか、男の人が言いました。
男的當下看到雪了瞬間、不曉得是起了甚麼念。

「娘さん、これからお伊勢参りに行くんだね。わしが案内してやるから、この馬に乗りなさい」
跟到就講別個若是要去伊勢自己可以用馬駝。

「・・・・・・」
雪被搭話的當下也是㫘作聲。

「さあ、えんりょせずに」
男的繼續拐。

「・・・はい」
這人也就從了。

お雪は、無理矢理にお金をとられるのではないかと心配しましたが、そうではありませんでした。
雪起初還防到別個、怕被不曉得幫自己帶甚麼地方去幫自己錢謀了、但這事並㫘發生。

それどころか反対に男の人は、
男的對雪反倒還是親切。

「まだお若いのに、お伊勢参りとは感心な子だ」
と、おこづかいまでくれたのです。
講雪這麼小就一個人出來去伊勢、自己還甩了別個幾個零用錢。

次の日、無事にお伊勢参りをすます事が出来たお雪は、とてもすがすがしい気持ちになりました。
馬奔了一天、這第二天也是講人㫘事到邊、雪到了想要來之地、是好開心。

「ああっ、やっぱり来てよかったわ」
這就激動了一下。

そして男の人からもらったおこづかいで、おみやげを買いました。
回去的時候又用男的過自己的幾個小錢到當地買了些土產。

帰りもまた男の人の馬に乗って、村に続く川の渡し場まで送ってもらいました。
這次走還騎的還是男的馬、一直送到村邊、這裡有條河、馬已經過不了了。

お雪は馬からおりると、親切な男の人に深々と頭を下げました。
這就準備一切結束的時候。

「色々と、お世話になりました。
本当に、ありがとうございました。
わたしの親は、となり村に住んでおります。
よろしければ、これから一緒に行ってください。
父母からも、お礼を申させたいと存じます」
雪下了馬也對男的表示謝意了、講也是願意的話就去自己屋、讓自己娘老頭準備飯菜讓男的吃。

そう言って、また頭を下げました。
樣子也是誠懇。

渡しの舟が出るのを待っていた人たちは、それを見てびっくりです。
雪邊上也有人到等船過河、就看到雪。

「おいおい。あの娘、さっきから大きな声で一人言を言って、ぺこぺこ頭を下げておるぞ」
突然就問別個為甚麼要一個人跟空氣講話、幫自己是駭了個卵脬翻天。

その声を聞いて、お雪は、はっとしました。
也就是這陣聲音、讓雪自幻夢中醒來。

気がつくと親切な男の人も、くり毛の馬も消えていたのです。
再看、眼前的馬匹跟男的也是早就消失不見了。

「あれ?! どこへ行ったのかしら?」
雪不解其意、還到原地繼續訪。

すると、近くの人がお雪に声をかけました。
人這時也走近了。

「さっきから誰もおらんのに、何を寝ぼけておるのじゃ?」
詢問雪是不是作了夢、明明剛剛邊上㫘人、卻看你一個人到講夢話。

「えっ? わたしは、寝ぼけてなんていません」
雪就講自己㫘作夢。

お雪は自分がお伊勢参りをして、たった今、この渡し場までもどって来た事を話しました。
順便趁到等船之機幫途中發生一切講起這邊上的人聽。

「本当です。
これが、お伊勢さまのおみやげです。
わたしは男の人の引く馬にゆられて、お伊勢参りをしてきたのです」
還取出了物證也就是土產當別個看。

けれども、そんな男の人や馬を見た者は誰もいません。
そこにいた人たちは、お雪が背中や両手にたくさんのみやげを持って、疲れた足どりで渡し場へ来たのだと言います。
唯一的不同就是雪講自己是駕馬而來、但所有人看到的都是雪是一個人好累的樣子到走。

「そんな。たしかに男の人と馬に・・・」
這過也變成了該事件癥結所在。

むかしは、こんな事がよくあったそうです。
到好遠以前信息閉塞的時代、這種事就是經常發生。

これは小さいながらもお伊勢参りに行くと決心したお雪に感心したテングが、人間に化けて道中を無事を見守ったのだと言われています。
也講是小女兒自己這麼小就一個人出了遠門、途中碰到了天狗、看別個這樣子也就化成了人型、幫別個是一路上護到了。

おしまい
结束

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