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たつ・りゅうのお話し 第 7 話

西の滝の竜 弘法話

西の滝の竜 弘法話
香川県・小豆郡の民話香川県の情報

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
竜の折り紙りゅう

 むかしむかし、池田(いけだ)の山に二匹の竜が住んでいて、毎日毎日、西の滝の村に降りてきては田畑を荒らしまわりました。
 おかげで村人たちは、困り果てていました。
 ところがある日の事、そこへ旅の途中の弘法大師が通りかかり、荒れ果てた田畑を見て、そのわけを村人にたずねたのです。
「これは、竜の仕業です。わしらがなんぼ苗を植えても、竜が荒らしてしまうので、もうどうする事も出来ないのです」
 村人たちは涙を流しながら、そう答えたました。
「それでは、わしがその竜を退治してあげよう」
「そんな、あの竜は、とても人間の勝てる相手では」
「いや、心配なさるな。だが危ないので、あなたがたはここにいるように」
 大師はそう言うと、村人たちが止めるのを振り切って山を登って行きました。
 そして翌朝、
「あのお坊さま、竜に食われてしまったんじゃろうか?」
と、村人たちが話し合っていると、大師が両手に大きなかめをかかえて帰ってきたのです。
「もう大丈夫だ。山の岩の中におった竜を、このかめに封じてきたぞ」
 大師の言葉にびっくりした村人たちが、そのかめの中を見てみると、たしかにかめの中には小さくなった二匹の竜が閉じ込められているではありませんか。
 大師は崖に穴を掘ると、その中に竜を閉じ込めたかめを入れました。
 するとかめの中から、二匹の竜の声が聞こえてきます。
「お坊さま、どうか許して下さい。もう決して、悪い事はいたしません。もしここから出して頂ければ、これからずっと、水不足にならないように雨を降らせますから」
「そうか。では、約束を守れよ」
 大師がそう言ってかめのふたを取ってやると、二匹の竜はかめから飛び出して、うれしそうに空高く飛び去って行きました。
 そしてその後、不思議な事にかめの底から止めどもなく水が湧き出たそうです。

おしまい

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