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むかしむかしのお話しです。 イラスト 02 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ある日、神さまは一番美しい鳥を決める『美しい鳥コンテスト』をしようと思いつきました。 イラスト 03 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 そして、一番美しい鳥には、鳥の王さまの位を与えようと言いました。 イラスト 05 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 それを聞いた鳥たちは大騒ぎ。 イラスト 06 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「やっぱり、クジャクさんが一番綺麗だよ」 イラスト 07 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「あら、スタイルが良いのは白鳥さんよ」 イラスト 08 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「いや、鳥はやっぱり歌声が綺麗でなくちゃね。ウグイスさんが選ばれるかもしれないね」 イラスト 09 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 みんな、わいわい言いながら、美しくなろうと一所懸命に川で羽を洗いました。 イラスト 11 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 でもカラスだけが、その仲間に入りませんでした。 イラスト 12 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 自分があまり格好良くなくて、羽の色も歌声も綺麗じゃない事を知っていたからです。 イラスト 13 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 しょんぼり川べりを飛んでいると、みんなの抜け落ちた羽がいっぱい散らばっているのを見つけました。 イラスト 14 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「・・・そうだ、こいつでみんなを騙してやれ」 イラスト 15 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 カラスは色とりどりの羽を拾い集め、全部自分の体にくっつけて飾り立てました。 イラスト 17 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 神さまは、あのカラスに目を止めました。 イラスト 18 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「おや、あんなに美しくて珍しい鳥がいたのか。よし、あの鳥を一番にしよう」 イラスト 19 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 カラスは大喜びで、神さまの前に進み出ました。 イラスト 20 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 すると、一羽の鳥が怒り出しました。 イラスト 21 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 そう言ってカラスに飛びつき、くちばしで自分の羽を引き抜きました。 イラスト 22 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 他の鳥たちもいっせいに腹を立て、カラスから自分の羽をむしり取りました。 イラスト 24 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 するとカラスは、前よりもみすぼらしい汚い姿になりました。 イラスト 25 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 人の物を借りていくらうわべを飾っても、すぐにばれてしまいます。 おしまい おしまい |
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