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      1月21日の日本民話 
         (1月21日的日本民間故事) 
          
        イラスト 「荒駒るみ」  運営サイト Rumiの作品置き場 eRu★Art< 
         
  二つのおむすび 
      大小飯糰 
       
      ・日本語 ・日本語&中国語 
      
       
      
      
        ※朗読と文章がやや異なります。
      
      
      むかしむかし、あるところに、大きなネコと小さなネコが住んでいました。 
        在很久很久以前、有一個地方、住著一隻大貓咪還有一隻小貓咪。 
        
       
        ある日の事、二匹のネコは二つのおむすびを拾いました。  
        而就在有一天、兩隻貓咪在地上撿到了飯糰。 
        
              大きなネコが拾ったおむすびは小さく、 
        大大的貓咪撿到的是小小的飯糰。 
        
      小さなネコが拾ったのは大きなおむすびでした。  
            而撿到大大飯糰的是小小貓咪。 
         
      そこで大きなネコが、小さなネコに言いました。  
      就這樣大貓咪對著小貓咪說了。 
        
              「お前は体が小さくて、おいらは体が大きいから、体に合う様に、そのおむすびと取り替えてくれ」  
        你的體型很小、而我很大、把你的飯糰和我的做一個交換吧。 
        
              「いいや、お前はもう体が大きいから、小さなおむすびでいいんだ。でも、おいらはもっと大きくならないといけないから、大きなおむすびを食べるんだ」  
            不要、我才不、你的體形都已經那麼龐大了、小的留給你吃正好、而現在還是很小的我不快快長大可不行、所以我要吃這個大大的飯糰。 
         
      そう言って、小さなネコは大きなおむすびを離しません。  
      這樣說到的小貓咪死死的將自己的大飯糰護住不肯鬆懈。 
        
              「そんな事はない。むかしから大きな者はたくさん食べ、小さい者は少なく食べると決まっている」 
            才沒有那樣的事、從以前開始就是越大的體型需要消耗更多的食物、而小體型相對而言需要的食物也就少。 
         
        どっちのネコも、負けていません。 
        兩隻貓咪各說各話、是誰都不讓誰。 
       
      そしてとうとう、けんかになってしまいました。 
      就這樣、衝突無法避免、從爭論變成了打架。 
        
              「それなら、どっちの言う事が正しいか、だれかに聞いてみようじゃないか」  
            要不我們乾脆這樣吧、究竟是誰說得才有道理、我們去請其他人評評理。。 
         
        「いいとも」  
        好的 
         
      そこで二匹のネコは、サルの所へ相談に行きました。  
      就這樣兩隻貓咪來到了猴子的所在請它當裁判。 
        
              「なるほど、どっちの言う事も、もっともだな」  
        這樣呀、你們的事情我知道了、你兩哪邊都沒有錯、說的都有道理。 
        
              サルは、しばらく腕を組んで考えていましたが、  
            猴子它抱起了雙臂做出了一副沈思的樣子開始思考。 
         
      「なら、こうしてはどうだ。二つのおむすびを、同じ大きさにして食べたら」  
      那你們看這樣如何、讓我把兩個不一樣大的飯糰變成是同樣的大小、你們吃到肚中的飯糰不也就平等了嗎? 
        
              と、言いました。  
        如是建議道。 
        
              「いいとも、賛成」  
        很好、我贊成。 
         
        「ぼくもいいとも、賛成するよ」  
        我也沒有意見、同樣贊成。 
         
      小さなネコも言いました。 
      小貓咪同樣也退讓了一步。 
         
        「では、おむすびの大きさを比べるから、ここへ出してくれ」  
      那就這樣把飯糰交給我、讓我比對他們的大小吧。 
        
              サルは天秤(てんびん)を持って来て、両端に二つのおむすびを乗せました。  
        猴子拿來了天平、將大小飯糰放置在天平兩邊衡量了起來。 
        
              「うむ、こっちの方が、だいぶ重たいぞ」  
        嗯、看來是首先是這邊要重上很多了。 
        
              サルは大きな方のおむすびを、一口食べました。 
            就這樣、猴子抓起了較重的大飯糰、一口咬了下去。 
         
      でも、まだ同じ重さになりません。  
      可就是這樣、兩邊的重量還是不一。 
        
              「まだ、こっちが重たい」  
        嗯、還是差了一點點。 
        
              と、言いながら、大きい方のおむすびをパクリパクリと食べて、はかりに乗せました。 
        這樣說道的猴子、這次把大飯糰連續啃咬了好幾口、完事才又放上天平重新衡量。 
        
              そのうちに、小さなネコのおむすびが軽くなってしまいました。 
            就這樣、小貓咪的大飯糰突然變輕了很多。 
         
      「こりゃいかん。今度はこっちが重そうだ」  
      怎麼會這樣、這次又是另一邊開始重起來了。 
        
              今度は大きなネコのおむすびを、パクリと一口食べました。  
        這次的猴子又是將大貓咪的小飯團來上了一大口。 
        
              「あっちが重い、こっちが重い」 
        啊、怎麼這邊又重了、嗯、這次又是這邊。 
        
              そうこう言っているうちに、 
        就這樣猴子重複如此行為的同時。 
        
      サルはとうとう、おむすびを二つとも食べてしまいました。  
        不到一會兒的功夫、猴子終究是把兩邊的飯糰全部吃光了。 
        
              二匹のネコはガッカリして、泣きながら帰って行ったという事です。  
        瞬間兩隻貓咪們一整個沮喪到不行、哭著跑回了家。 
      おしまい 
        结束 
      ↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓ 
           
          二つのおむすび 
          大小飯糰 
      むかしむかし、あるところに、大きなネコと小さなネコが住んでいました。 
        到好久以前住到一條大貓跟條小貓兒。 
        
       ある日の事、二匹のネコは二つのおむすびを拾いました。  
          這就走路走到走到、二條貓就撿到二個飯糰糰。 
        
       大きなネコが拾ったのは小さなおむすびで、 
          大貓撿得小的。 
        
      小さなネコが拾ったのは大きなおむすびでした。  
          小貓撿得大的。 
           
        そこで大きなネコが、小さなネコに言いました。  
  大貓就跟小貓這麼講。 
        
       「お前は体が小さくて、おいらは体が大きいから、体に合う様に、そのおむすびと取り替えてくれ」  
          我大貓吃大的、你小貓吃小的。 
        
       「いいや、お前はもう体が大きいから、小さなおむすびでいいんだ。でも、おいらはもっと大きくならないといけないから、大きなおむすびを食べるんだ」  
          雞巴、你都那麼大了還要再吃大的、我就只有這麼小一個、肯定是讓我先吃大的長起來。 
           
        そう言って、小さなネコは大きなおむすびを離しません。  
  小貓兒這就幫大傢伙護到不讓大貓碰。 
        
       「そんな事はない。むかしから大きな者はたくさん食べ、小さい者は少なく食べると決まっている」 
          你聽你到扯、從來都是胖子多吃、瘦子少吃、你是吃得到好多哦。 
           
        大きなネコも、負けていません。  
  大貓這也開始辯。 
        
       「それなら、どっちの言う事が正しいか、だれかに聞いてみようじゃないか」  
          那我們去問別個好吧。 
           
        「いいとも」  
  好嘛。 
   
        そこで二匹のネコは、サルの所へ相談に行きました。  
  這兩條貓就過去邏猴子問他去了。 
        
       「なるほど、どっちの言う事も、もっともだな」  
          這樣子啊、我看你們講的都有道理。 
        
       サルは、しばらく腕を組んで考えていましたが、  
          猴子稍微作了個樣子、假裝到想條甚麼。 
           
        「なら、こうしてはどうだ。二つのおむすびを、同じ大きさにして食べたら」  
  那這麼到好吧、我幫你們二條飯糰合到一起重新分了好吧。 
        
       と、言いました。  
          講了個這麼條建議。 
        
       「いいとも、賛成」  
        「ぼくもいいとも、賛成するよ」  
  兩條貓竟然都講可以、不爭了。 
   
        「では、おむすびの大きさを比べるから、ここへ出してくれ」  
  那幫你們飯糰都過起我讓我勻嘛。 
        
       サルは天秤(てんびん)を持って来て、両端に二つのおむすびを乗せました。  
          猴子還專門提條秤過來、兩邊各放一條、好生比哈子。 
        
       「うむ、こっちの方が、だいぶ重たいぞ」  
          看到吧、這邊重些。 
        
       サルはそう言って、大きなおむすびをパクリと一口食べました。  
          猴子講完、這就幫大的那坨飯糰子用口一喍、落肚了、這大的就著喍小了。 
           
        でも、まだ同じ重さになりません。  
  但這還是不一樣啊。 
        
       「まだ、こっちが重たい」  
          還是大的重些。 
        
       そう言いながら、大きいなおむすびをパクリパクリと食べて、また天秤に乗せました。  
          猴子這就又取起大傢伙喍上幾口、又放到秤上去稱。 
        
       すると今度は、小さなネコのおむすびが軽くなってしまいました。  
          這就小貓兒的大飯糰一哈變輕了。 
           
        「こりゃいかん。今度はこっちが重そうだ」  
  那這次就這邊重了。 
        
       今度は大きなネコのおむすびを、パクリと一口食べました。  
          喍完小貓兒的大飯糰、這次猴子又開始喍大貓兒的小飯糰了。 
        
       「あっちが重い、こっちが重い、今度はあっちだ、今度はこっちだ」  
          這就喍一口稱一哈、稱一哈喍一口。 
        
       そうこう言っているうちに、 
          這就喍啊喍稱啊稱。 
        
      サルはとうとう、おむすびを二つとも食べてしまいました。  
          這就稀爛、猴子過幫兩條飯糰子都喍到自己肚子裡面去啦。 
        
       二匹のネコはガッカリして、泣きながら帰って行ったという事です。  
          二條貓是過慪了個卵卯翻天、眼睛水雙拋、跑了 
      おしまい 
        结束 
         
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