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2月6日の日本民話
(2月6日的日本民間故事)

甚兵衛(じんべえ)とキノコ
甚兵衛跟蘑菇
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、ある村に甚兵衛という炭焼きがいて、毎日毎日、夜も明けないうちから町へ炭を売りに行きました。
到好久以前、村裡面有條喊甚兵衛的燒炭師傅、這就每天天還㫘亮就趕集賣碳去了。
甚兵衛は町へとつながる途中の峠で、いつもタバコの一服をするのですが、あたりに生えているキノコたちは朝が早いのでどれもまだぐうぐうと眠っています。
中途過路一條山道、平時都是到這裡點根草煙再走、但看邊上的小蘑菇這都還早全到睡覺。
甚兵衛はそんなキノコたちを起こさないように立ち上げると、町へと向かいました。
甚兵衛就不想幫這些小蘑菇吵醒、直接往街上去了。
そんなある日、甚兵衛がめずらしく昼過ぎに峠を通ると、いつも眠っているキノコたちが輪になってどんちゃん騒ぎをしていたのです。
就有天、甚兵衛回來得早、這才就過中午、就看到平時都是一個個都睡覺的小蘑菇牽起手並作一條圈到那裡動靜好大。
「これは、楽しそうだ。キノコたちよ、おれも仲間に入れてくれ」
你們這還真是閒功夫多、我也陪你們一起玩下子啦。
「おお、人間か。いいぞ、入れ入れ」
唉、人啊、那你來嘛。
キノコたちとすっかり仲良くなった甚兵衛は、何気なしにキノコたちにたずねました。
甚兵衛這就和蘑菇混到一起去了、就開始扯東扯西啊。
「お前たちキノコが、一番嫌いな物は何だ?」
話題就到了怕甚麼、蘑菇你們天天這麼開心、違都㫘甚麼怕的啦?
するとキノコたちが、こう答えました。
蘑菇們就講。
「おらたちキノコは、みそ汁が嫌いだ」
蘑菇最怕醬油了。
「みそ汁? あんなうまい物が嫌いなのか?」
醬油?醬油那麼好的東西你們怕甚麼哦。
「ああ。みそ汁だけは、がまん出来ねえ。ところでお前たち人間は、何が嫌いだ?」
反正就是怕、㫘辦法、那你們人啦。
キノコがたずねてきたので、甚兵衛はからかうつもりで言いました。
甚兵衛看別個就幾個蘑菇、日弄一下也不要緊。
「他の人間は知らねえが、おれは小判が何より嫌いだ。小判だけは、がまん出来ねえ」
就講自己怕金貝、怕錢怕的不得了。
「小判? お前、変わっているな」
怕錢?怪事。
やがて日が暮れてきたので、甚兵衛はキノコたちに別れを告げると家に帰りました。
天都開始黑起來啦、甚兵衛也跟蘑菇講走了。
そして夜になってキノコの話を思い出した甚兵衛は、おかみさんに八升なべいっぱいのみそ汁を用意しておくようにと言いつけました。
到了夜、甚兵衛就想起蘑菇的話、喊堂客去燒鍋醬油。
翌朝、おかみさんがわけのわからないままに八升のみそ汁をたくと、甚兵衛はそのみそ汁をおけに入れてキノコたちの眠っている峠へと出かけました。
天亮、堂客幫一鍋醬油燒好、連男人用醬油搞甚麼去都不曉得、就看甚兵衛幫醬油一裝、邏山道上睡覺的蘑菇去了。
そしていきなりキノコたちの上に、パサーッと熱いみそ汁をかけたのです。
這就炦了個卵脬翻天的醬油往蘑菇蓋子上面一淋。
「うぎゃぁーー! みそ汁だーー!」
我日!醬油!
甚兵衛は軽くからかってやるつもりでしたが、キノコたちは本当にみそ汁が嫌いらしく、地面から体を引き抜くと、あわてて逃げて行きました。
甚兵衛也不為別的、就是為了好玩、想日弄一下蘑菇、但是蘑菇確是一卵脬的火、從地裡面根一扯、全跑路了。
その夜、みそ汁をかけられたキノコたちが集まって、甚兵衛の家へ仕返しに行きました。
晚上、蘑菇都聚到一起要去搞甚兵衛了。
キノコたちは甚兵衛の家の戸をけやぶって中に入ると、寝ている甚兵衛に小判を投げつけて言いました。
這就幫甚兵衛屋裡門一膼、對到到睡覺的甚兵衛身上甩金貝。
「こいつは、みそ汁のお返しだ! 思い知れ!」
我看你還敢用醬油往我們身上炦吧!
キノコたちが次から次へと小判を投げつけるので、甚兵衛の家の床は今にも抜け落ちそうです。
蘑菇們就金貝一車一車的甩、就快要幫甚兵衛睡覺的地板過承不起看到要壓爛了。
小判の山がすっかり甚兵衛をおおってしまうと、キノコたちはやっと気がすんだのか、列をなして峠へと帰って行きました。
看到甚兵衛著金山一埋、不曉得是不是蘑菇心裡舒服了、連成條隊列一排排的回山了。
その後、キノコの小判で大金持ちになった甚兵衛は、炭焼きの仕事をやめて幸せに暮らしたという事です。
後面因蘑菇這條事發了橫財的甚兵衛、是碳也不燒了、就天天只管過起自己的舒服日子了。
おしまい
结束
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