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ふくむすめどうわしゅう(福娘童話集) >にほんむかしばなし(日本民间故事) >一月
1月27日の日本の昔話
(1月27日的日本故事)
カニの甲羅の毛
螃夾殼上的毛
・日本語 ・日本語&中国語 ・日本語&客家語
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
投稿者 「ちょこもち」 ちょこもち
むかしむかし、サルとカニが餅を作る事になりました。
好久好久以前、猴子和螃夾一起做粑粑。
「カニどん、おらが餅をついてやるから、カニどんは餅米を持って来てくれ」
猴子港它來打粑粑、就喊螃夾去幫做粑粑的米搞過來。
カニは家から餅米を持って来ると、サルに渡しました。
螃夾就回去取米跟猴子過。
「よしよし、ではカニどん。おらが餅をついてやるから、カニどんはこの餅米を蒸してくれ」
猴子它又港要打粑粑、喊螃夾去幫做粑粑的米蒸了。
カニは言われた通りに、餅米を蒸しました。
螃夾他又去蒸米了。
「よしよし、ではカニどん。おらが餅をついてやるから、餅をつく為のうすときねを持って来てくれ」
蒸完米、猴子還到港他要打粑粑、又喊螃夾把搗頭跟打粑粑的容器帶過來。
カニはうすときねを持っていなかったので、山へ行くと自慢のハサミで木を切り倒し、木を削ってうすときねを作りました。
問題是螃夾它屋裡根本就沒得這兩條東西、螃夾就用他的大夾、砍山上的樹、用砍得的木頭做成了搗頭跟裝粑粑的。
カニからうすときねを受け取ったサルは、やれやれと言う様に首を横に振って言いました。
猴子看到螃夾帶過來的粑粑容器跟搗頭、就直擺腦殼。
「駄目駄目。うすは良いが、こんな曲がったきねじゃ、餅はつけんよ」
カニは仕方なくまた山へ行って、きねにぴったりの木を探しました。
這條裝粑粑的還可以、但是這條搗頭這麼彎、這要怎麼打粑粑。
螃夾這就又上山了、準備邏一根長得像搗頭的木材。
さて、その間にサルは曲がったきねとうすで餅をつくと、その餅を持って柿の木に登ってしまいました。
喊螃夾出去邏搗頭、猴子他就自己一個人用那根彎的像柺棍的搗頭打粑粑、打好了粑粑就往柿子樹上一爬。
やがてカニはまっすぐのきねを作って来ましたが、すでにサルは木の上でつきたての餅を食べようとしています。
好不容易邏到搗頭的螃夾、這一到邊就看到猴子在樹上準備吃粑粑。
「やあ、カニどん。
残念だけど、餅は全部頂くよ。
欲しかったら、ここまで来てみなよ。
まあ、カニの足ではここまで登れないだろうけどね。
ウッキキキー」
你聽到螃夾。
這些樹上的都是我的粑粑。
你只要爬的上來。
那就吃的到粑粑。
木の上から馬鹿にするサルに腹を立てたカニは、持っていたきねでサルが登った柿の木を思いっきり叩きました。
ドーーーン!
猴子站到樹上日弄螃夾、螃夾就用它剛邏到的搗頭做死的往樹上刷(敲)。
するとその振動でサルはバランスを崩して、食べようとしていた餅を落としてしまったのです。
「しまった!」
這一刷樹就開始搖、一搖粑粑就都落落來的。
這噶卵了
サルが慌てて木から降りると、餅はカニが自分の家に持って帰った後でした。
等猴子從樹上落來、粑粑都遭螃夾帶回去拉。
サルは、カニの家の戸を叩くと言いました。
猴子就去敲螃夾它屋門。
「悪かった、カニどん。謝るから、おらにも餅を分けてくれよ」
「・・・・・・」
對不起螃夾、螃夾我錯啦、我希望你還是可以分我一些粑粑。
カニは餅をしっかりと掴んだまま、返事をしません。
但螃夾就只是不做聲、用夾子護到粑粑。
「わかった。カニどんが前から欲しがっていた、毛を一本やろう。毛が生えていると、暖かいぞ」
那這麼到螃蟹、我曉得你沒得毛、而且也喜歡毛、我可以分你我的一根毛、你只要有了毛、冬天就暖和了。
「・・・・・・」
螃夾到思考
「じゃあ、毛を二本でどうだ?」
那二根。
「・・・・・・」
螃夾到猶豫
「じゃあ、毛を三本だ!」
那好、三根可以吧!
なんともせこい交渉ですが、意外にもカニは納得したらしく、サルから毛を三本もらうと餅を半分にして、片方をサルに分けてあげました。
猴子硬是跟螃夾港了好久、硬是讓螃夾答應了、三根毛換得一半的粑粑。
その時からです。
サルの毛がむかしより三本少なくなって、代わりにカニの甲羅に毛が生えるようになったのは。
之那以後
猴子身上少的那三根、就都長到螃夾的殼子上面去了。
おしまい
结束
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