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1月27日 ヘリオトロープ(Heliotropium peruvianum)
献身的な愛、熱望
ムラサキ科の常緑小低木で、ペルー、エクアドルが原産地。
フランスでは「恋の草」と呼ばれていた。
すばらしい香りに恋のイメージを重ねたものと思われる。
挿し木で増やす。
開花期は4〜6月。
香料の原料となり芳香がある。
耐寒性が弱く、一般地での露地植えは難しい。
ヘリオトロープに関するうんちく 誕生花うんちくシリーズ(製作 : イラストレーター 夢宮 愛)
バニラのような甘い匂いで、花から作られた香水が夏目漱石の小説「三四郎」にも登場する花は?
答え「ヘリオトロープ」
ムラサキ科キダチルリソウ属
ヘリオトロープの名まえは、ギリシャ語で「太陽のほうを向く」と言う意味があります。
ペルー、エクアドル原産。
フランスの園芸家がパリに種子を運び、そこからヨーロッパ全土に広まったそうです。
日本には明治時代に伝わりました。
バニラのような甘い香りがするため、日本では「香水草」「匂い紫」という和名が付いていました。
フランス語でも甘い香りからの連想か「恋の花」英米では「チェリーパイ」と言う名がついています。
またペルーでは「愛の薬草」、ドイツでは「神の薬草」と呼ばれています。
薬草と言うぐらいだから何かの薬として使用されていたのかと調べてみたのですが効用は「痔」だそうです。
(ヘリオトロープだけでなくムラサキ科の植物の根全般)
ちょっと悲しい結果でした。
香水やドライフラワー、ポプリにもされ、日本に初めて輸入され販売された香水だといいます。
夏目漱石の小説にもヘリオトロープの香水が登場します。
(「三四郎」1908〜)
(ギリシャ神話)ヘリオトロープ
水神オケアノスとテテュスの娘、クリュティエは太陽神ヘリオスの恋人でした。
猛烈に恋にのめりこむクリュティエ。
しかしヘリオスはそんな恋人が重たくなったのかある国の王の娘、レウコトエと浮気してしまいます。
嫉妬に狂ったクリュティエは二人の悪い噂をながした挙句レウコトエの父親に告げ口をし怒った王は、娘を生き埋めにして殺してしまいます(なんで?)
もちろんそんなことをされてヘリオスが戻ってくるわけもなくクリュティエは恋人を懐かしんで、太陽を見続けヘリオトロープの花に身をかえたそうです。
現在社会にもありそうな話です。
花言葉は「献身」「献身的な愛」「熱望」「誠実」「忠誠心」「永遠の愛」「陶酔」「余韻」「甘い誘惑」「私は貞節を守ります」などです。
デージー(紫)
無意識・純粋
ナナカマド
私と一緒にいれば安心
誕生花の女の子 (誕生日占いより) イラスト 「夢宮 愛」 「夢見る小さな部屋」 ※無断転載禁止
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