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6月14日の日本民話
(6月14日的日本民間故事)
イラスト 知瑛美 サイト 昔話で販促!
宝のどんぶり
寶丼
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、鯖江(さばえ)の城下町(じょうかまち)に、
在很久很久以前、位於鯖江的街區。
五郎兵衛(ごろべえ)という男が住んでいました。
在這就住著了有一位是叫做五郎兵衛的男子。
五郎兵衛はなまけ者で少しも働こうとはせず、
要說到五郎兵衛這個傢伙呀、那可就是一個徹底懶惰的不行任何的一點兒事都不會去做的超級懶骨頭。
家にある品々を売って毎日を食いつないでいました。
所以人家賴以為生的手段那可就是變賣家產了、傢具擺設啥的反正就是一天賣一件、這樣每天的肚子充飢也就夠了。
そんなある日、とうとう家の中はふとん一枚が残るだけになりました。
這時間這就到來了今日、五郎他發現了呀、自己家中現在怎麼就被賣到了只剩一床鋪蓋了呀。
さすがの五郎兵衛も、ふとんにあおむけになりながら考え込んでしまいました。
現在就是連五郎也給開始為難了呀、開始躺在了那最後一床鋪蓋上看著天花板把未來思考起來了。
「もうこれ以上、売る物がない。どうしようか?」
完蛋了呀、家中已無東西能可再賣、我這下一步已經沒地方走了呀、這要我如何是好呀?
その時ふと、天井からぶらさがっている小箱が目に止まりました。
五郎這就想了又想呀、突然這就瞧見了天花板上掛著的一個之前自己都不怎麼留意的小箱子。
「あった! あの箱を売ればいい。・・・いや、まてよ」
對了呀!這還有這個玩意兒能賣呀。……………可可、讓我想想、我記得。
その箱は先祖代々(せんぞだいだい)、貧乏になって家をなくす時まで開けてはならないと伝えられている事を思い出しました。
其實正就是天花板上面的那個箱子可就是這個家中代代所相傳下來的一件家寶、而且還是有被前人專門的交託過、說是必須要到緊要關頭才能可以打開、除非家裡已經窮到了要延續不下去了這樣。
しばらくの間、五郎兵衛は箱をにらんでいましたが、
所以說五郎此時的內心之中也是躊躇了很久呀、人家就一直發愣的盯著那個木箱是瞧上了好大一陣子。
「ええい、こんな時だ。ご先祖さまだって文句はいうまい」
算啦算啦、都已經這個時候了、我想祖先也是不會怪罪於我了吧。
と、さっさと箱を開けてしまいました。
就這樣呀、五郎他下定了決心火速開箱了。
すると箱の中には、薄汚れたどんぶりが一つ入っているだけです。
可真就一等打開了箱子、這裡頭藏著的竟然只是一個看起來就很髒的大碗而已。
「ちぇっ、こんな物、何にもならないや。
誒喲喂、怎麼能給我是這玩意、這不一點用也沒有嗎。
・・・まてまて、人のいい長者(ちょうじゃ)の源(げん)さんなら『家宝(かほう)だ』と言えば、少しぐらいのお金をくれるだろう」
…………再等等、讓我在考慮考慮、我尋思著這萬一跑去那位好心的地主老爺家、坦白的跟人家說這就是我家的傳家之寶、若是可以壓他那兒、說不定就能稍微能換到一點小錢呢。
五郎兵衛はさっそく、長者のところへ持っていきました。
五郎已經沒了辦法、只能快點的把東西帶上跑去了地主老爺那、試著也賭上一賭呀。
長者は家宝まで売りにくる五郎兵衛をあわれに思い、薄汚れたどんぶりと米五俵(ひょう)を代えてくれました。
老爺就心想這五郎現在已經都淪落到要把自己的傳家寶都賣給別人啦、看他這麼可憐、也就則是收了人家的這個大碗、給五郎換去了五袋子的大米這樣。
さて、その年の秋祭りの日に、長者がたくさんのお客を家に呼びました。
等時間又過去了一陣、來到了這秋日的祭典、大老爺家中呢自然的也是給喚過來了一群親朋好友、大家一起聚聚聊聊天。
そしてなにげなく五郎兵衛のどんぶりを、みんなに見せました。
大家這就東聊西聊的、聊到了老爺突然就想起了自己曾經還收到過了五郎的一個破碗這事、於是乎老爺也就隨手的把這碗一取、給大家也鑑賞鑑賞唄。
「長者さん、これが家宝だって?
老爺、就這玩意兒也是個傳家之寶?
どんぶりの底に、コイの染付(そめつけ)があるだけじゃないか。
可要我說這碗的唯一奇特之處、那不只就能是碗中最底下的那條紋上去的鯉魚了嗎。
水でも入れたら、何か変わった事でもおきるのですかい?
要不我們試試把這碗裡面加加水、然後在看看這碗是能有甚麼變化?
たとえば、染付のコイが泳ぎだすとか?」
萬一這裡面的那條鯉魚它是可以加水就遊起來的這種呢?
と、客に冗談半分に言われた長者は、
雖然這其實就是個半分的玩笑話、但老爺也是隨興依了。
「そうだな。そうかもしれないぞ」
沒錯呀、你說的也許可能就對。
と、どんぶりに水を入れてみました。
就這樣、試著的是向碗中給加入了清水。
すると不思議な事に、コイの染付がむくむくと動き出して、ピシャンと空中に飛びはねたのです。
然後這就神奇的事情可真的發生了呀、那就是那條被印花上去的鯉魚、它還真的一彈一彈的跳天上去了。
「なんと、これは!」
天啦、這竟然!
一同は、ビックリです。
所有人此時都是給驚呆了去。
長者はその不思議などんぶりを、五郎兵衛に返しました。
就因這件事、大老爺後來也是很快的就找上了五郎、並將他的這個寶貝大碗是給人原封不動的退了回去。
五郎兵衛は何度も水を入れてみましたが、ただのどんぶりでした。
可一等五郎再就也加水進碗去試、不知道咋回事了、這咋就不靈驗了呀、它就又給變成了那個破大碗了呀。
でも長者が水を入れると、コイがちゃんと泳ぎ出すのです。
可這次再換大老爺親自把水一加、那鯉魚它不可就又是神奇的當著人面再次的在水裡面給你遊了起來嗎。
それを見た五郎兵衛は、
五郎看是這個樣子、人家的心裡面他可就尋思了呀。
(これは、ご先祖さまのいましめにちがいない)
と、思い、それからはまじめに働いたという事です。
(這肯定是先祖的在天之靈看見了我現在的如此模樣、如今我的這番遭遇、定然就是想讓我以此為戒懂得悔改呀)
五郎這麼一想、感覺是自己明白了、所以這以後便都開始了勤勞刻苦的工作了起來。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
宝のどんぶり
寶碗
むかしむかし、鯖江(さばえ)の城下町(じょうかまち)に、
到好久以前、鯖江這地方的街上。
五郎兵衛(ごろべえ)という男が住んでいました。
住條喊五郎兵衛的男的。
五郎兵衛はなまけ者で少しも働こうとはせず、
五郎有大抱負、曉得去打螺絲只有死路一條、這就天天屋裡睏到的。
家にある品々を売って毎日を食いつないでいました。
為了繼續苟活、屋裡的東西是被越賣越少。
そんなある日、とうとう家の中はふとん一枚が残るだけになりました。
好啦、這過最後屋裡就一床鋪蓋到了。
さすがの五郎兵衛も、ふとんにあおむけになりながら考え込んでしまいました。
五郎這就也陷入困境了、連委屈求全都不讓啦、真的是天要幫自己逼到絕路。
「もうこれ以上、売る物がない。どうしようか?」
鋪蓋不能賣、賣了不能睏了、我要想個辦法怎麼搞。
その時ふと、天井からぶらさがっている小箱が目に止まりました。
人一直躺倒鋪蓋裡面的、這眼睛就對到天花板、幫上面吊到的一個防老鼠到小籃籃看到了。
「あった! あの箱を売ればいい。・・・いや、まてよ」
天無絕人之路啊!幸好爹還有一個籃籃可以拿去換錢、好傢伙好傢伙!不對啊。
その箱は先祖代々(せんぞだいだい)、貧乏になって家をなくす時まで開けてはならないと伝えられている事を思い出しました。
這狗麻尸囟日(U+21CAE)籃子我記得是先人特地交托、講是萬一萬一之時才能打開保命之用。
しばらくの間、五郎兵衛は箱をにらんでいましたが、
五郎感覺這就開了不好、但現在都稀爛啦。
「ええい、こんな時だ。ご先祖さまだって文句はいうまい」
我這時候不用才是對不起祖宗啊、違還要餓死起來帶墳墓裡面守到去啊。
と、さっさと箱を開けてしまいました。
開箱了、看是甚麼卵。
すると箱の中には、薄汚れたどんぶりが一つ入っているだけです。
裡面這就一條碗裝到的、吃灰了、這麼多年、看起來也不乾淨。
「ちぇっ、こんな物、何にもならないや。
這狗麻尸囟日還能緊急時緩下子啊?也行。
・・・まてまて、人のいい長者(ちょうじゃ)の源(げん)さんなら『家宝(かほう)だ』と言えば、少しぐらいのお金をくれるだろう」
我若是老實交待這就是我屋傳家寶莫興到地主那裡看我著孽還換的到二個錢、源地主人還好、去他那裡問下子。
五郎兵衛はさっそく、長者のところへ持っていきました。
五郎兵衛這就跑地主屋。
長者は家宝まで売りにくる五郎兵衛をあわれに思い、薄汚れたどんぶりと米五俵(ひょう)を代えてくれました。
地主看他連傳家寶就取出來了、也不像是到騙人、曉得他已經爛了、這就講盤盤壓自己這裡、讓五郎兵衛取五筐米、幫這爛盤盤收了。
さて、その年の秋祭りの日に、長者がたくさんのお客を家に呼びました。
這天秋收、地主屋裡來人一些、都是自己請的、就為聚一起吃個飯慶下子。
そしてなにげなく五郎兵衛のどんぶりを、みんなに見せました。
也就隨意取出五郎當初那條碗、讓大家看這條自己收到的貨。
「長者さん、これが家宝だって?
源老、這東西也是條傳家寶啊?
どんぶりの底に、コイの染付(そめつけ)があるだけじゃないか。
我也看不出甚麼條名堂啊、就裡面紋了條鯉魚。
水でも入れたら、何か変わった事でもおきるのですかい?
加水試下子得變吧?既然是傳家寶肯定有名堂。
たとえば、染付のコイが泳ぎだすとか?」
我估計加了水有玄機。
と、客に冗談半分に言われた長者は、
主人也隨客人意。
「そうだな。そうかもしれないぞ」
と、どんぶりに水を入れてみました。
聽你的、加、我也是第一次取這傢伙出來、不曉得。
すると不思議な事に、コイの染付がむくむくと動き出して、ピシャンと空中に飛びはねたのです。
奇了、這水一進碗、碗底那條魚還真動起來了、尾巴一甩一彈、上天了。
「なんと、これは!」
一同は、ビックリです。
我日!
所有人都驚了、一䛥。
長者はその不思議などんぶりを、五郎兵衛に返しました。
地主快點幫這條傢伙好生退起五郎、要不得。
五郎兵衛は何度も水を入れてみましたが、ただのどんぶりでした。
五郎也加水進碗試啊、但是怎麼過就不變啦。
でも長者が水を入れると、コイがちゃんと泳ぎ出すのです。
但是地主就想不對啊、自己一加水就有用。
それを見た五郎兵衛は、
五郎腦鬠也不蠢。
(これは、ご先祖さまのいましめにちがいない)
と、思い、それからはまじめに働いたという事です。
曉得這東西為甚麼要喊自己屋裡要爛才打開了、不是讓自己賣、而是點醒自己、進而用這事讓自己改心轉性才能回運、果然、這還真是條傳家寶、這家寶取出之後五郎人也動身開始作事、平淡度日了。
おしまい
结束
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