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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 九月
旅人とたきぎの束
游人与一捆柴
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
海岸を歩いていた旅人たちが、高い崖の上に出ました。
在海岸行走的游人们,来到了高崖上。
広い海の遠くの方に、たきぎの束が浮かんでいるのを、旅人たちはてっきり船だと思いました。
辽阔大海的远方,漂浮着一捆柴,游人们以为肯定是一艘船。
「大きな船だ。軍艦らしいぞ。この岸につけるつもりだな」
是一艘大船,像是军舰,打算在这靠岸吗。
待っていると、たきぎの束は風に押されて、だんだん近づいてきました。
等了一会,一捆柴被风刮着,逐渐近了起来。
「あれは軍艦ほど大きくない。きっと貨物船だ」
那个没有军舰程度那么大。肯定是货船。
ところが岸についたのは、たきぎの束でした。
可抵达岸边的,是一捆柴。
それを見て、旅人はお互いの顔を見合わせて言いました。
看到了那个,游人互相望着对方说。
「ぼくたちは、何てバカなんだろう。こんなつまらない物が岸につくのを待っていたなんて」
我两在干什么蠢事啊,等待这种无聊的东西靠岸。
このお話しは、知らないうちはみんなから恐れられていても、実際に力試しをされると、たちまちつまらない人だと分かってしまう様な人の事をたとえています。
这个故事,虽然在不了解的情况的大家对其都很恐惧,实际上去探个究竟,马上无聊之人就被看破手脚。比喻了如是之人。
おしまい
结束
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