|  |  | 4月25日のイソップ童話
 
 
  
 たくはつ僧
 
 ♪音声配信
 
 亜姫のイソップ童話より
  遠くへたくはつにいくときには、一ぴきのロバに荷物をはこばせることにしている、たくはつ僧の一団がありました。ところがある日、このロバが、つかれて死んでしまいました。
 たくはつ僧たちはロバの皮をはいで、それでたいこをつくり、たたいて歩きました。
 とちゅうで、べつのたくはつ僧の一団にあいました。
 「あなたがたのロバは、どうしたのですか?」
 「死んでしまいましたよ。でもこのとおり、生きていたときと同じように、ぶたれています」
 
 人間でも、ひどい先輩や上司の下ではたらくのはたいへんな事です。
 仕事や用事がおわったあとでも、あれやこれやと、こきつかわれることになります。
 おしまい        
 
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