5月14日のイソップ童話 旅人と運命の女神
長い道のりを歩いてきた旅人が、へとへとにつかれて、井戸のそばに倒れ込んでねむってしまいました。 もうすこしで井戸の中にずり落ちそうになったとき、運命の女神がきて、旅人をゆり起こしながらいいました。 「これこれ、こんな事をしていて井戸に落ちたら、あなたは自分の不注意は棚にあげて、わたしのせいにするに決まっているでしょう」 運命の女神のいうとおり、たいていの人は、自分が悪かったために不幸になっても、神さまのせいにしてしまうものです。
おしまい