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1月14日の日本民話
(1月14日的日本民間故事)
桃の汁

桃の汁 (健全普通話版)
仙桃

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : ☆横島小次郎☆

むかしむかし、山へしば狩りに行ったおじいさんは水筒を家に忘れたので、のどがカラカラに渇いてしまいました。
在很久很久以前、上山砍柴的老爺子水壺忘在了家裡、現在喉嚨裡是渴的不行。

「あー、どこかに水はねえかな」
哎呀、這山上哪兒有水喝就好啦。

おじいさんが辺りをキョロキョロと探していると、向こうに一本の桃の木があって、おいしそうな桃の実がたくさん実っていたのです。
老爺子四處的開始東張西望、發現了往前處的一顆桃樹、這顆桃樹上長滿了大量看起來很甜美的果實。

「こいつは、助かった。さっそく、桃を頂こう」
這可真是太好了啊、救了我一條老命、快點摘個桃子下來咬一口吧。

おじいさんがその桃を一かじりすると、不思議なほど力がわいてきました。
老爺子扭下一個桃子嘴裡一放、不思議的事情發生、一股雄力遍佈了老爺爺的全身上下。

おかげでしば狩りもすぐに終わり、おじいさんは軽い足取りで家に帰りました。
拜其所賜、今天的柴很快就被老爺爺給砍完了、等老爺子操著輕便的腳步回到了家。

「ばあさま、ばあさま。今、帰ったぞ」
婆子婆子、我今天也是柴砍完了回來了啊。

「はい、お帰りなさ・・・・・・」
回來就回來了、我給你倒杯水、啊、甚麼?……

おばあさんはおじいさんを見て、不思議な顔をします。
婆婆突然是像失了魂魄一般、眼光死死的鎖住老爺爺不動了。

「あなたさまは、どこのどなたさまですかの?」
這、這、這?請問你是從哪裡過來的外鄉人、為甚麼來我家呢?

「ああ? 何を言うておる。わしじゃ、じいさまじゃ」
啊啊?婆子、你說甚麼胡話呢?是我、是我啊。

それを聞いて、おばあさんはびっくりです。
聽到是這樣的回答、婆婆是吃驚的合不攏嘴了。

そう言われれば確かに、目の前にいるのは、おばあさんがお嫁に行った頃の若いおじいさんでした。
確實是誠如老爺子所言、婆婆眼前的年輕人就正是自己當初還是少女時分剛嫁過來時的那位丈夫的容顏。

「あれ、じいさまが、むかしのじいさまになってしもうた」
哎呀?所以你還是我的男人沒錯、但是卻是變成了那個以前的男人了?

「むかしの?」
甚麼以前不以前?

そこでおじいさんが水がめの水に自分の姿を写してみると、おばあさんの言うように若い頃の自分がいたのです。
等老爺子會了意、馬上把臉朝向水缸將其當做鏡子一照、還就真是跟婆子說的一樣、現在的自己變年輕了、和壯年時並無二致。

「これは、たまげた。さては、あの桃は若返りの桃じゃったか」
天啦!這可是怎麼一回事!我知道了、肯定就是那個仙桃的神效啊。

「若返り?!」
仙桃?!

おじいさんから桃の話を聞いたおばあさんは、目を輝かせて言いました。
老爺子這就也快把山上自己碰見的奇聞都說給了婆子去聽、婆子聽著聽著是開始兩眼放光。

「そんな結構な桃があるなら、わたしも行って食べてきますで」
既然有那麼好的仙桃、那我這就也快要上山去嘗幾個才行。

おじいさんに教えてもらった場所へ行ってみると、確かにおいしそうな桃がたくさん実っています。
婆子獨自一人去到了老爺子所給出的地方、還就真看到了一顆仙桃樹的上面一個個水靈的大果實是全部都掛滿了。

「これが、若返りの桃か」
這就是不老仙桃!返老還童啊!

おばあさんはその桃をもいで、さっそく一かじりしてみました。
婆子當即就是手一伸扭下一個桃子扔嘴裡頭開啃了。

すると急に元気が出てきて、体のしわがみるみる消えていったのです。
和之前老爺爺發生的奇遇一樣、婆婆也是瞬間就感覺到了精力充沛至全身、一整個人是輕盈了許多、就連臉上的皺紋都全部消失了。

「若返った! 若返ったよ!」
我變年輕啦!我變年輕啦!

喜んだおばあさんは、夢中で桃を食べました。
此時的婆子已經是欣喜若狂、不管不顧開始了桃子的瘋狂自助餐。

さて、家でおばあさんの帰りを待っていたおじいさんは、おばあさんがいつまでたっても帰って来ないので心配になりました。
而那邊正在家中苦苦等候婆子變成年輕妻子歸來的老爺子是滿心期待、但婆婆的久不見歸讓老爺子反而產生擔憂了。

「ばあさま、どうしたんじゃろう? 道でも、迷ったかな?」
婆她是怎麼了啊?為甚麼這麼久都還不回來哦?山上迷路了?

そこでおじいさんは、おばあさんを迎えに行きました。
老爺子不放心這就又上山去接婆子。

「おーい、ばあさま! どこへ行ったんじゃ?」
すると、桃の木の下で、
婆婆婆!我是公啊!聽到就說話、你現在在哪啊?
就說等老爺子走到了那顆桃樹邊、此時的樹下。


「おんぎゃー、おんぎゃー」
哇哇哇!哇哇哇!

と、可愛い女の赤ちゃんが泣いていたのです。
不就是一個正在衣服中包裹的女嬰在哭泣嗎?

それを見て、おじいさんは全てをさとりました。
看到此情此景老爺子是把甚麼都全懂了。

「やれやれ、ばあさまのやつ、欲張りおって」
哎呀哎呀、都怪婆子一直是這個性格、怎麼甚麼事都是這麼貪心哦。

おじいさんは仕方なく、赤ちゃんになったおばあさんを抱いて帰りました。
老爺子沒有了辦法、也不能不管不是、就這樣幫變回了女嬰的老婆子抱回了家。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

桃の汁
仙桃

むかしむかし、山へしば狩りに行ったおじいさんは水筒を家に忘れたので、のどがカラカラに渇いてしまいました。
到好久以前、老頭子山上砍柴、水壺落屋裡的、這嘴巴就好乾。

「あー、どこかに水はねえかな」
我日、這要邏水去喝啊。

おじいさんが辺りをキョロキョロと探していると、向こうに一本の桃の木があって、おいしそうな桃の実がたくさん実っていたのです。
老頭子就看這山上哪裡可以搞到水吧、這就幫顆桃子樹看到的、樹上的桃子是水靈靈的。

「こいつは、助かった。さっそく、桃を頂こう」
好傢伙好傢伙、天不負我。

おじいさんがその桃を一かじりすると、不思議なほど力がわいてきました。
老頭頭就取顆桃子一口喍落去、這身上就一哈有力氣了。

おかげでしば狩りもすぐに終わり、おじいさんは軽い足取りで家に帰りました。
這身上有力、老頭頭也是一哈幫柴砍完輕快的回去了。

「ばあさま、ばあさま。今、帰ったぞ」
婆子婆子、我回來啦。

「はい、お帰りなさ・・・・・・」
回來了啊。。。。。

おばあさんはおじいさんを見て、不思議な顔をします。
這婆子就轉過來幫老頭頭一看、獃了。

「あなたさまは、どこのどなたさまですかの?」
你哪個哦?到我屋搞甚麼來了哦?

「ああ? 何を言うておる。わしじゃ、じいさまじゃ」
啊?我你男人啊。婆子。

それを聞いて、おばあさんはびっくりです。
婆子這就一哈驚了。

そう言われれば確かに、目の前にいるのは、おばあさんがお嫁に行った頃の若いおじいさんでした。
這好生一看、確實是自己剛嫁過來的時候男人的樣子。

「あれ、じいさまが、むかしのじいさまになってしもうた」
你樣子怎麼變成這條樣子的哦

「むかしの?」
甚麼樣子?

そこでおじいさんが水がめの水に自分の姿を写してみると、おばあさんの言うように若い頃の自分がいたのです。
老頭頭這就邏自己屋水缸、當鏡子一照、發現自己樣子還真是過變了、就跟年輕時的自己一樣。

「これは、たまげた。さては、あの桃は若返りの桃じゃったか」
還有這鬼事、莫興是那條桃子哦

「若返り?!」
桃子!?

おじいさんから桃の話を聞いたおばあさんは、目を輝かせて言いました。
從自己男人那裡幫這桃子到事一聽、婆子是兩眼放光。

「そんな結構な桃があるなら、わたしも行って食べてきますで」
我這也到山上喍幾條桃子去。

おじいさんに教えてもらった場所へ行ってみると、確かにおいしそうな桃がたくさん実っています。
婆子就這幫男人講的地方一去、是過水靈靈的桃子結滿了。

「これが、若返りの桃か」
這就是仙桃啊。

おばあさんはその桃をもいで、さっそく一かじりしてみました。
婆子這就跟到扭一顆下來、一口喍落去。

すると急に元気が出てきて、体のしわがみるみる消えていったのです。
這一哈人就精神了、身上的皺紋也到慢慢的消失。

「若返った! 若返ったよ!」
我變年輕啦、年輕啦!!

喜んだおばあさんは、夢中で桃を食べました。
婆子笑了個好開心、這就開始瘋狂吃桃子。

さて、家でおばあさんの帰りを待っていたおじいさんは、おばあさんがいつまでたっても帰って来ないので心配になりました。
這邊屋裡老頭頭就等婆子吃完桃子回來、但是人一直就㫘看到歸屋、這也開始著急了。

「ばあさま、どうしたんじゃろう? 道でも、迷ったかな?」
這違是人迷到山裡面了啊?

そこでおじいさんは、おばあさんを迎えに行きました。
老頭頭這就去山上邏人了。

「おーい、ばあさま! どこへ行ったんじゃ?」
婆子!你人到哪裡啊?婆子!

すると、桃の木の下で、
這就走到桃樹底下

「おんぎゃー、おんぎゃー」
哇啊、哇啊。

と、可愛い女の赤ちゃんが泣いていたのです。
這就一條小女娃娃到哭。

それを見て、おじいさんは全てをさとりました。
老頭頭這哈過全曉得了。

「やれやれ、ばあさまのやつ、欲張りおって」
唉、蠢麻批啊。

おじいさんは仕方なく、赤ちゃんになったおばあさんを抱いて帰りました。
這過老頭頭㫘辦法、只能幫小娃娃帶回屋邀(帶)兒去啦。

おしまい
结束

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