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6月19日の日本民話
(6月19日的日本民間故事)
ものをいうじぞうさん

ものを言う地蔵 (健全普通話版)
地藏菩薩開口

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、あるところに、つきたてのぬくぬくのおもちが大好物なおじいさんがいました。
在很久很久以前、這就一個地方、有一位老爺爺是十分的喜歡吃這糯糯黏黏的軟和餈粑。

けれどもおじいさんは村一番の貧乏なので、お正月がきても、もちなど食べることが出来ません。
可很不幸的就是這位老爺爺他是全村最窮、所以即便是到了這過年、餈粑也是沒有機會能吃上一次呢。

ある日の事、おじいさんは仕事の帰りに、山道のお地蔵さんの前で腰を下ろしました。
現在就說說有一天吧、今天是老爺爺工作完一整天下來後正往家裡趕路了、這就山道的小路旁一尊地藏菩薩給立在那兒、有點走累的老爺爺當即就是地藏的邊上坐下一歇。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
啊啊、好想吃軟軟糯糯的烤餈粑啊。

おじいさんがためいきをつきながらそう言うと、誰かがおじいさんの言葉をまねして言いました。
不知怎麼的老爺爺就像是在嘆氣一樣的發出了這聲哀怨、可就是隨即呀、立馬發生了神奇的事、那就是也有人學著老爺爺的語氣模仿起了他、並說出了一樣的話。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
啊啊、好想吃軟軟糯糯的烤餈粑呀。

「だれだ?」
是、是誰?

おじいさんがふりむくと、そこにはお地蔵さんしかいません。
老爺爺這下就慌了神呀、連忙的就是轉了轉身子一瞧、可在那兒的不就是只有一尊小小的地藏嗎。

「何と、お地蔵さまがしゃべったのか?
・・・いや、そんなバカな。
天啦、難道是地藏菩薩在說話?
…………不不不、這絕對不可能。


石のお地蔵さまが、『ああ、ぬくぬくのもちが食べたい』などと言うわけが」
只是一具石像的話怎麼可能會開了口說出、『啊啊、好想吃軟軟糯糯的烤餈粑啊』、這種話了。

そう言ったとき、ふたたびお地蔵さんが言ったのです。
可就是當老爺爺這麼尋思的一個時候呀、那位地藏他可就又是把口開了。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
啊啊、好想吃軟軟糯糯的烤餈粑呀

「ひゃー! お地蔵さまが、本当にしゃべった!」
這這這!竟然真的是地藏菩薩在開口說話呀!

びっくりしたおじいさんはお地蔵さんを持って帰ると、村のみんなにその話をしました。
老爺爺這就整個人是完全驚呆了呀、連忙的就是把石地藏給一整個抱在了懷裡、立馬就是準備將他帶到村裡去、也讓大家都瞧瞧這件稀罕事了。

しかし、村人たちは、
可真等把這玩意兒給帶來了大家的面前、全村們是一個個。

「なにをバカなことを。石の地蔵さんが、もの言うてたまるか」
瞧你可在說著些甚麼傻話呢、石頭的地藏怎麼可能會說話呀。

と、誰も本気にしてくれません。
就是這種話呀、大家聽到了後誰也都只是不以為然。

「ようし、それなら見せてやる」
不信是把、那就我現在當場展示給你們大家瞧瞧就知道了。

おじいさんはみんなの前で、お地蔵さんに向かって言いました。
就這樣呀、老爺爺現在是當著大家的面、面朝著這石頭的地藏是懇請他開起了口。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
啊啊、好想吃軟軟糯糯的烤餈粑呀。

するとお地蔵さんも、さっきと同じようにおじいさんのまねをして、
就只見老爺爺先是這樣的一說、立馬的、這石地藏也開始是回復起了老爺爺這句話。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
啊啊、好想吃軟軟糯糯的烤餈粑呀。

と、言ったのです。
還就這樣的真把話給說了。

この話を耳にした庄屋(しょうや)さんが、
後來村子的地主聽聞了竟還能有這等奇事。

「ものを言う地蔵さんとは珍しい。どうかわしに、その地蔵さんをゆずってくれないか」
會說話的地藏菩薩實屬罕有、還請務必將這尊地藏菩薩是讓與我手收藏呀。

と、大金でこのお地蔵さんを買ってくれたので、おじいさんはぬくぬくのおもちをいつでも食べられるようになったと言う事です。
就這樣的、地主是以很多錢從老爺爺的手上收來了這尊地藏、據說後來的老爺爺就以這些錢是天天吃粑粑吃到飽了。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

ものを言う地蔵
真菩薩

むかしむかし、あるところに、つきたてのぬくぬくのおもちが大好物なおじいさんがいました。
以前人窮、吃的都是小米加雜糧、能經常吃到大米飯就是有本事了、這粑粑就也是稀罕貨、有條老杆子就好好這口。

けれどもおじいさんは村一番の貧乏なので、お正月がきても、もちなど食べることが出来ません。
但實際上是別個窮了個卵脬翻天、連過年了屋裡都㫘怎麼燒粑粑吃過、所以才對這粑粑格外渴望。

ある日の事、おじいさんは仕事の帰りに、山道のお地蔵さんの前で腰を下ろしました。
這條老杆子忙完一天了、回屋、人就山路上走、有尊地主像立到的、也是停到磕個揖。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
主要是自己想吃粑粑啦、自己這也沒本事就只好求菩薩了。

おじいさんがためいきをつきながらそう言うと、誰かがおじいさんの言葉をまねして言いました。
搞完這些老杆子又是一聲嘆息、拜這條真有用就好啦、突然。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
唉、好像吃條軟和的粑粑哦。

「だれだ?」
是哪個哦!?

おじいさんがふりむくと、そこにはお地蔵さんしかいません。
老杆子一驚、是有條人學到自己聲音到講話、回頭四處望、這地方就一條地藏菩薩啊。

「何と、お地蔵さまがしゃべったのか?
  ・・・いや、そんなバカな。
是菩薩跟我開玩笑?不可能啊。

石のお地蔵さまが、『ああ、ぬくぬくのもちが食べたい』などと言うわけが」
菩薩怎麼可能講自己想吃粑粑啦。

そう言ったとき、ふたたびお地蔵さんが言ったのです。
剛一講完、菩薩又過架勢了。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
唉、好想吃粑粑啊。

「ひゃー! お地蔵さまが、本当にしゃべった!」
我日!真的是菩薩!顯靈了!

びっくりしたおじいさんはお地蔵さんを持って帰ると、村のみんなにその話をしました。
老杆子像是發現了甚麼、直接過幫這條菩薩像抱走了、提到村裡面到處講、讓這事全村曉得了。

しかし、村人たちは、
但是村裡面。

「なにをバカなことを。石の地蔵さんが、もの言うてたまるか」
我看你是想吃粑粑想癲了產生幻覺、我跟你搞塊粑粑來治下子你啊。

と、誰も本気にしてくれません。
哪個都當老杆子是講鬼話到開飛天玩笑。

「ようし、それなら見せてやる」
那莫走、我讓你們看。

おじいさんはみんなの前で、お地蔵さんに向かって言いました。
老杆子這就還原剛剛的現場了、對到地藏講。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
我想吃粑粑。

するとお地蔵さんも、さっきと同じようにおじいさんのまねをして、
地藏就也講。

「ああ、ぬくぬくのもちが食べたい」
と、言ったのです。
我也想吃粑粑。

この話を耳にした庄屋(しょうや)さんが、
這就粑粑這事傳到地主耳朵裡面了。

「ものを言う地蔵さんとは珍しい。どうかわしに、その地蔵さんをゆずってくれないか」
這菩薩會講話、稀奇、你幫這尊菩薩讓起我、你想吃粑粑我也就讓你吃。

と、大金でこのお地蔵さんを買ってくれたので、おじいさんはぬくぬくのおもちをいつでも食べられるようになったと言う事です。
這就地主錢甩一坨、大小金貝一袋子、以為這講話菩薩是條甚麼好貨、撿到寶了、老杆子還真用這錢買粑粑吃到爽了、如意了。

おしまい
结束

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