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9月23日の日本民話
(9月23日的日本民間故事)
コウノトリのおくりもの

コウノトリの青い草
鸛草

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : にしむー_246

むかしむかし、江戸のあるお寺の高い松の木に、コウノトリの夫婦が巣を作りました。
到好久以前、這就江戶的一間廟裡面、有顆古松、松上又是一對鳥夫妻幫屋起到這裡的。

お寺の和尚さんはうれしくなって、鳥が巣をはなれている間に、竹ざおの先にえさをつけて巣に入れてやったりしていました。
廟裡的住持也曉得松上有鳥、不時還趁到兩夫妻不到屋、捏根長竹竿去送禮物、餌食用杆子幫鳥屋裡面一送。

やがてメスのコウノトリが二個の卵をうんで、卵をあたためはじめました。
這地方是風好水好的、鳥夫妻看到看到也是下蛋了。

ある日の事、和尚さんが用事で出かけた留守に、二人の小僧さんがこんな相談をしました。
這天住持有事出了廟去、留到廟裡面的兩個小和尚就打起了這樹上鳥窩的主意了。

「なあ、コウノトリの卵って、どんな味がするんだろう? どうだ、食べてみようか? 和尚さんには、卵はヘビに襲われたと言えばいいさ」
你想吃這鳥蛋吧?這鸛蛋是甚麼味道我還從來㫘試過勒、師傅若是問起我們就講被老鷹舞去了。

「うん、そうしよう」
好、蛋是著老鷹舞去了。

そして二人は松の木に登って、卵を一個とってきました。
這兩條小卵日商量好、就開始爬樹了、一個鳥蛋一掏。

そして鉄びんを火鉢にかけて、グツグツとゆではじめたのです。
火鉗火盆上面一夾、鳥蛋就放到上面開烤。

まもなく卵はゆであがり、さあ食べようというときに、早くに用事を済ませた和尚さんがお寺に戻ってきたのです。
差不多熟了可以下口的時候、老和尚好死不死的回來了。

「いま帰ったぞ。・・・おや? 二人して、何をしておるのじゃ?」
好傢伙、一進屋過就看到兩條小和尚到烤鳥蛋啦。
你們這是到搞甚麼啊?


「いや、その、これは・・・」
我們到變鷹………

二人がしている事を知った和尚さんは、顔をまっ赤にして怒りました。
這鷹都還㫘開始舞啦、就過直接被捉了現行犯、老傢伙又頑固、臉上火氣是好大。

「馬鹿者! 仏に仕える者が、殺生してどうする! ともかく、早く巣に返してくるんじゃ」
甚麼!烤鳥蛋!幫兩個小傢伙罵了一餐好的、又馬上命令兩人快幫鳥蛋放回去。

「でも、卵はゆでてしまって、今さら・・・」
問題是這蛋現在都熟啦。

「いいから、はやく返してこい!」
但是老和尚不管、硬是要小和尚放。

和尚さんのすごいけんまくに、二人はあわててコウノトリの卵を松の木の巣へ返しにいきました。
師傅這火氣正到頭上、對到搞吃虧的還是自己、兩個小傢伙從了、又幫這烤好的鳥蛋放回了窩。

さて、やがて帰ってきた親鳥たちは卵の異変に気づいたのか、とてもあわてた様子でしたが、しばらくすると、どこからか青い草をたくさんついばんできて、ゆでた卵をその草で包んで、何事もなかったかのように温めはじめました。
等到鳥夫妻也是回了巢、似乎也是發現了這蛋產生了異變、樣子不怎麼穩當、再就看到兩條大鳥不曉得是從哪裡叼過來一團團青草、幫這顆蛋一包、坐上面孵去了。

そして数日後、
♪ピヨ、ピヨピヨ
差不多有了個幾日吧。

卵から無事にヒナがかえって、かわいい声をあげたのです。
這蛋上還現出了裂紋、看到看到小鳥從裡面出來了、還到唧唧的叫。

これには、和尚さんも二人の小僧さんもびっくりです。
這鬼事一出是大和尚和小和尚都驚了。

しばらくするとヒナも飛べるようになって、親鳥たちと一緒に、どこかへ飛び去っていきました。
過㫘幾天、等小傢伙可以飛了、也就和大鳥一起過走啦。

さて、その頃になるとコウノトリの巣があった松の木の根元に、見なれない青い草がたくさん生え出しました。
從這時起、鳥屋到的這棵松樹、根部開始伸長出從未見過的青草。

ゆでた卵を包んだ草の実が落ちて、芽を出したのです。
估計是鳥叼來的青草種子落地入了土。

「ゆでた卵がかえるとは。コウノトリがどこからか持ってきたこの草には、不思議な力があるにちがいない」
老和尚心想這青草用來包到鳥蛋連烤熟的蛋都可以孵化出小鳥兒、莫不是有甚麼魔力到拉。

和尚さんはためしに、草を煎じて飲んでみました。
自己也就取了點草煎了下當藥吃。

「むむっ、・・・これはまた、まずいのう」
一入喉發現是好苦好苦。

とても苦いものですが、飲めないほどではありません。
但和尚還是忍到吃完了去。

「まあ、良薬、口に苦しと言うからなあ」
也是想別個講過甚麼良藥苦口。

それから何日も飲んでいると、なんだか力がわいてきて、どんどん若がえってくるようです。
這就每天一杯、像是吃茶樣的天天吃、慢慢還幫自己吃出精神了。

さらにそれは、風邪でも腹痛でも頭痛でも、何にでも効く事がわかりました。
而且這又發現只要是痛、腰痛踋痛腦鬠痛、這草一衝服都可以完治。

和尚さんが、この草を体の悪い人たちにすすめたので、お寺へは青い草をもらいにくる人たちが多くなりました。
和尚發現了這青草的妙用、跟到大勢宣揚、讓有病痛的人可以用的上。

おかげで和尚さんは忙しくて、お寺の仕事が出来ません。
但每天這就時間都花到治病救人上面了、和尚是連自己的經都㫘功夫去念了。

そこで毎年この青い草の刈り入れが終わる秋のお彼岸の九月二十三日と九月二十四日だけ、人々にわけあたえる事にしたのです。
乾脆了定了個時間、就是秋後割了草這兩天有送、其他時間就作正事。

この不思議な薬草は、三本の茎に葉が三枚ずつついているので、『三枝九葉(さんしくよう)』と名づけられたそうです。
而這青草的名、就喊三枝九葉。

おしまい
结束

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