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9月12日の日本民話
(9月12日的日本民間故事)
地中で三十三年
地底人
・日本語 ・日本語&中国語
今から二百年ほどむかし、浅間山(あさまやま)のふもとに住む若いお百姓が、畑のわきに井戸を掘り始めました。
到距今二百多年前的好久以前、浅間山山腳住到的年輕人就感這挑水難、過想直接到田邊開口井算了。
ところがいくら掘っても水は出てこずに、そのかわり七、八メートルほど掘ると屋根瓦が出てきました。
但是這開井也不先逽個人探眼、就純靠運氣瞎雞巴挖、七八米落去一條深坑、是條瓦片都你刨到到了。
「はて? こんなところに、どうして屋根瓦があるんじゃ?」
水啦?怎麼得是瓦片哦!
お百姓が瓦をどけると、ズボッと穴が開きました。
農民又揭開瓦、發現了空洞。
中をのぞきこむと、大きなほら穴があるではありませんか。
看起來這底下還是有空間了、這以前是哪個的屋頂啊。
お百姓は家にもどるとちょうちんを持って、まっ暗な穴へおりていきました。
底下烏漆麻黑的看不清楚、農民先是回屋取了燈、打燈來探。
中を調べてみると、どうやら大きな家が土の中にうまっているようです。
這一下曉得了、還真是哪個屋子埋到這土裡面的。
「竜宮城は、海の底にあるという。地の底にも竜宮城のような物があって、おれはその人たちの家の屋根に穴を開けてしまったのかもしれんぞ。しかしそれにしても、大きな家だな」
農民就想這海裡面有龍宮城、那這土裡面是不是也有個甚麼城哦、自己莫不是幫別個屋頂撬了哦、再看這屋內空間是真的大。
お百姓は足元を気にしながら、おそるおそる奥へ入っていきました。
農民自己也是一點點的繼續往裡面探。
すると奥には、たくさんの酒樽がならんでいました。
下到好裡面、發現一個個大酒桶堆到的。
その間を通って進むと、酒樽によりかかって二人のおじいさんが座っていたのです。
繼續走、發現人了、是二條老杆子靠到酒桶守到的。
頭の毛はボーボーで、長いひげは床まで伸びています。
腦鬠上面的頭髮好像㫘剪過、鬍子更是長到地板上面來了。
若いお百姓はびっくりしましたが、勇気を出してたずねました。
農民看到眼前奇人、一驚、不過還是鼓起了膽子去問。
「あなた方は、どなたですか? こんなところで、何をしているのですか?」
幫想曉得的是全問出口了、這裡是哪裡、你們是哪個、到這裡是到搞甚麼。
ちょうちんの灯がまぶしいのか、おじいさんたちは両手で目をかくしました。
不曉得是不是太久㫘看到過光了、兩老杆子用手抵擋提燈的光亮。
そして、おじいさんの一人が答えました。
等緩過來、這就其中一條講話了。
「いつだったか忘れたが、浅間の山が爆発したとき、わしらはこの酒蔵に逃げ込んだんだ。するとすぐあとに、山くずれがおこってな。この蔵と一緒に、ここにうめられてしまったんじゃ」
講是以前火山大噴發、這兩條就一起跑來這酒窖避難、後面又是山谷激盪、幫這連人帶屋是一起埋了去。
それを聞いて、若いお百姓はびっくりです。
年輕人聽到這奇聞是好吃驚。
浅間山が大噴火をして大きな山くずれが起きたのは、自分がまだ生まれていない三十三年も前の事なのです。
火山大爆發、那都是甚麼時候的事了、三十多年前自己還㫘出生啊、這兩傢伙是到裡面埋好久了哦。
「三十三年も二人で、よくこんなところで生きて」
若いお百姓のつぶやきに、もう一人のおじいさんが答えました。
攏共三十三年你兩條還真活落來了啊、厲害。
老杆子又接話。
「ああ、この蔵には三千樽の酒と、三千俵の米があったからな。おかげで今日まで、わしらは生きてこられたんじゃ。だがその米も、もうあとわずか。まっ暗でまったく動けないし、これからどうするかと二人で話しておったところじゃ。地上からきたあんたと会えて、こんなうれしいことはない」
講這酒窖三千桶子酒存到的、以及三千擔米、不然也是活不到這麼久哦、但現今也是快要乾了去、這地裡面又黑、甚麼都搞不了、我們也到商量這東西完了要怎麼搞、你剛好是這個時候來啊。
二人のおじいさんはそう言いながら、なみだを流して喜びました。
兩老家夥即將可以重見天日、是激動得眼睛水雙⻗古缶。
若いお百姓は村人たちを大勢呼んでくると穴を広げて、光をまぶしがるおじいさんたちを少しずつ明るいところへ移しながら、何日もかかってやっと地上へ連れ出したのです。
年輕人回了村、幫這事跟全村一傳、喊來好多人一起幫忙挖坑、先幫光能透到下面、讓別個適應了光亮再慢慢幫人拉上來。
その後、二人のおじいさんは地上の生活にもすっかりなれて、病気一つせずにおだやかな余生をすごしたという事です。
這就後面兩人又重返了地表、到了要走的時候是一個病都㫘得過、安度了晚年。
おしまい
结束
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