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3月26日のイソップ童話
ガチョウと間違えられた白鳥
あるお金持ちが、ガチョウと白鳥を一緒に飼っていました。
ただし、ガチョウはいつか殺して食べる為に、白鳥は鳴き声を楽しむ為に飼っていたのです。
さて、いよいよガチョウをしめ殺す事になりましたが、その時は日がくれてあたりはまっ暗でしたから、2羽の鳥のうちどちらがガチョウか見分けがつきませんでした。
それで、白鳥がガチョウの代わりに捕まってしまいました。
しかし、白鳥はひときわ大きく鳴きました。
死に際の白鳥は、とりわけ美しく鳴くと言われています。
その美しい鳴き声を聞いて、捕まえた人はすぐに間違いに気がつきました。
こうして、白鳥は美しい声のおかげで命拾いしました。
このお話しは、秀でた特技は自分の身を助けるという話です。
何か習い事をしている人は、頑張って上手になればきっと良い事がありますよ。
おしまい
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