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福娘童話集 > 日本民間故事 > 十二月
12月4日の日本民話
(12月4日的日本民間故事)
真冬のイチゴ
雪山草莓
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、お千代とお花という姉妹がいました。
到好久以前、有千代和花這麼兩個姊妹。
お母さんは、どういう訳か姉のお千代が大嫌いで、いつも妹のお花ばかりを可愛がっていたのです。
媽不曉得為何一直都好不舒服千代、對花卻是格外上心。
ある冬の寒い日の事、お花がこんな事を言いました。
有個冬天、花突發一語。
「お母さん。お花、イチゴが食べたい」
跟媽講自己想吃草莓。
するとお母さんは、お千代に言いつけました。
媽這就開始呲(唆)千代去幫這事辦了。
「お千代、お花の為に、いますぐイチゴを摘んでおいで」
千代啊、你屋花花想吃草莓、你這就馬上去幫她摘過來啊。
でもイチゴは夏の果物なので、こんな寒い冬にあるはずがありません。
但草莓是夏天的、這一條大冬天是要去摘條狗雞巴啊。
そこで、お千代は、
「しかし、お母さま。冬にイチゴなんて」
と、言ったのですが、
千代就講這又不是到玩魔物獵人、雪山上面怎麼可能有草莓嘛。
「つべこべ言うんじゃないよ! 可愛いお花がイチゴが食べたいと言うんだから、お前はイチゴを摘んでくればいいんだよ! ほれ、弁当におにぎりをやるから、はやく行くんだよ!」
莫逼逼賴賴、喊你去你就去!就算是天上的月亮你妹若是想要我都要喊你幫她搞到起來!你只管去摘、我幫你飯都包好的。
と、お母さんはお千代を家から追い出してしまいました。
就這麼到、千代手上就提到條盒飯被兩踋踵出門了。
さて、お千代は仕方なく雪の降る山へと行ったのですが、どこにもイチゴなんてありません。
千代這只有上雪山啦、看是不是還萬一真有甚麼耐寒的特種草莓啦、但是光就一片雪、甚麼狗雞巴都㫘得。
「どうしよう。でも、このままでは帰れないし・・・」
千代人是好為難、但現在也不敢回去啦。
困ったお千代が雪の上で途方に暮れていると、近くの山小屋に住むおじいさんが、お千代を自分の山小屋に招いて言いました。
這就到雪山上面定到了、好死不死這山上還住到了條老杆子啦、看到別個小女兒一個人、就幫別個往自己屋裡一邀。
「どうした。こんな雪の山に、たった一人で何をしにきたんじゃ?」
講你一個人上這雪山是來搞甚麼的哦?
「はい、お母さまに、イチゴを摘んでこいと言われたので」
千代這就講、是我被我媽呲過來摘草莓。
「そうか。イチゴをのう。それより、寒いだろう。遠慮せずに火にあたれ」
哦、你是搞草莓上的山啊、等下在講這些、我估計你也冷、先烤火。
「はい。ありがとうございます」
千代這就感謝。
お千代は火にあたりながら、おじいさんに尋ねました。
幫火烤到烤到千代也有話要跟老杆子開口了。
「おじいさん、お弁当を食べてもいい?」
「ああ、いいとも、いいとも」
問自己吃個飯不要緊吧。
老杆子就講可以。
お千代が弁当の包みを広げると、そこには米が一粒も入っていない、小さなヒエのおにぎりが一つ入っていただけです。
這就打開媽交待自己的飯盒、看到裡面這就一個小小的飯糰、還是用小米包的、連大米都捨不得用可惜。
それを見たおじいさんは、お千代に尋ねました。
「すまんが、わしにも、ちょっと分けてはくれんか?」
老杆子看到後還開始逗千代玩、講自己也想吃、分我個一半試下味道怎麼樣啊?
「うん。これでよかったら、みんなあげる」
千代就講你全拿去都可以。
「そうか。お前はいい子だな。・・・そうそう、イチゴを摘みに来たのなら、小屋の前の雪の消えたところへ探してみるといいぞ」
老杆子看別個是這麼個反應也過誇了千代、又遲疑了一下、講自己曉得甚麼地方有草莓、要千代去屋門口已經化雪的地方。
そこでお千代が小屋を出てみると、雪の消えたところにまっ赤なイチゴがたくさんあったのです。
千代就人過去看、到了地方、草莓是真還滿了。
喜んだお千代は、カゴいっぱいにイチゴを摘んで家へ帰りました。
好開心、這就摘滿一籃子回去了。
すると、イチゴを摘んでこいと言ったお母さんがびっくりして、お千代に尋ねました。
回去之後看到一大籃子草莓是連媽都驚了。
「お千代、お前、この寒い冬のどこにイチゴがあったんだい?」
這麼條大雪下到、你是到甚麼地方放草莓逽到了哦?
そこでお千代は、お母さんとお花に、山小屋での出来事を話してきかせました。
千代這就交待了自己到山上碰到條怪老頭的事了。
するとお花が、
「明日は、お花がイチゴを摘みに行く」
と、言い出したのです。
花花這就講了、自己明天也要去。
そして次の日、お花は、お母さんが用意してくれたお弁当とカゴを持って、お千代に教えてもらった山小屋のおじいさんのところへ行きました。
第二天、這就花花上山了、帶到媽包的盒飯、到了地跟老杆子打了個招呼。
「おじいさん。わたし、イチゴを摘みに来ました」
講、叔叔我過來摘草莓。
「そうか、イチゴをのう。それより、寒いだろう。遠慮せずに火にあたれ」
老杆子就講小女兒先莫慌、坐下來先幫火烤了慢慢講。
お花は火のそばに行くと、何も言わずに弁当を広げました。
花花這就圍爐上面一坐、直接是攤開了自己的帶飯的方巾。
お弁当は、お千代の時と違って、美味しそうな白米のおにぎりが二つ入っていました。
裡面這次是兩個大米包的飯糰裝到的、明顯是要比之前千代打開的要豪華。
それを見たおじいさんは、お花に尋ねました。
「すまんが、わしにも、ちょっと分けてはくれんか?」
しかしお花は、
老杆子看到就講討一個也試下子味。
「いやや、これはお花のだから、おじいさんにはやれん」
但花花不依、講老杆子身上臭自己都聞到味道了、要別個離自己遠點。
と、おじいさんの目の前で、二つのおにぎりを美味しそうに食べてしまったのです。
但是老杆子聽到了這話並不高興、花花則是當到老杆子的面幫兩個飯糰全部吃了去。
がっかりしたおじいさんは、お花に言いました。
全部吃完、有點遺憾的老杆子這就講了。
「お前、イチゴを摘みにきたのなら、小屋の前の雪の消えたところへ行ってみな」
草莓就到屋子前面我掃過雪的地方、你去吧。
そこでお花が小屋を出てみると、雪の消えたところにまっ赤なイチゴがたくさんあったのです。
花花這就出了門、提到條籃籃看到地上一麻版的草莓。
お花はそのイチゴをかごいっぱいに摘むと、喜んで家へ帰りました。
花花這次也是提滿一個籃籃下山歸了屋、回去的路上是好開心。
「お母さん、ただいま。イチゴをたくさん摘んできたよ。ほら」
跟媽講自己幫草莓摘得好多好多、還到哪裡邀功。
お花がそう言ってカゴを開けてみると、中にはイチゴではなくて、ヘビやカエルやムカデがいっぱい入っていたそうです。
哪曉得媽正準備幫草莓一摸、直接是一條轟龍蹦了出來開始車了。
おしまい
结束
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