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6月15日の日本民話
(6月15日的日本民間故事)

サル酒
猴酒
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、大分県の府内(ふない→大分市)というところに、中屋玄通(なかやげんつう)という貧しい商人がいました。
到好久以前、大分縣府內、有條窮作生意的商人中屋玄通。
ある日、玄通が浦辺(うらべ)の町へお酒を売りに行こうと、高崎山(たかさきやま)のふもとを歩いていると、どこからか、
這天、玄通去浦辺街銷酒、這人就走到高崎山踋邊、事就來了。
「キーッ、キーッ」
慘叫。 と、苦しそうな声が聞こえてきたのです。
就聽到有人遇事了。
「なんだ、あの声は!?」
這聲音甚麼卵?違是條人!?
玄通が急いで声のする方へ行ってみると、サルが地面を転げ回っていたのです。
玄通看這叫的慘烈、至少過去看下、是條猴子到地上打㥬。
見てみると大きな力二がサルの片足を、ギューッとはさんでいるのでした。
再一看、原來是條好大的螃夾幫猴子鉗到的、怪不得。
かわいそうに思った玄通は、急いで力二を取ってやりました。
玄通覺得猴子叫的著孽、過去想辦法幫猴子跟螃夾分了。
そしてサルに、
完事還對猴子講人話。
「よしよし。さぞ、痛かったろう。だけどな、カニもお前やわしと同じ生き物なんじゃ。許しておやり」
講萬法非法、萬相無相、你就是螃夾、螃夾就是你、只因你不是螃夾、所以螃夾才正是你、要猴子放過自己。
と、言い聞かせる様に言うと、サルとカニを放してやりました。
猴子根本不曉得這是甚麼卵、反正自己得救了、依商人吩咐放了螃夾。
次の日、玄通が再び高崎山のふもとを通ってお酒を売りに行くと、
第二天、玄通繼續去賣酒過路高崎山。
「キキーッ、キーッ」
又聽到昨天那陣鬼叫。
と、またサルの声がします。
又是昨天那條現案子。
見ると昨日のサルが、しきりに玄通を誘っているようです。
但實際上猴子今天是專門這麼作誘玄通過來。
「なんじゃ? わしに、来て欲しいのか?」
幫我搞過來有事啊?
玄通は不思議に思いながらも、サルについて行きました。
看猴子樣子是要幫人往甚麼地方帶、玄通就跟。
するとそのうち、水がわき出る大きな岩の前に出ました。
這就看到看到來了一處山泉水地了。
「キキーッ、キキーッ」
猴子假勁假勁䛥。
サルがそのわき水を指さすので、玄通は何気なくそのわき水をなめてみました。
用手指頭幫水指到的、玄通過去看這流水啦。
「・・・!! こっ、これは酒じゃ。しかも上等の酒じゃ」
一試、好傢伙、一點都不渾、上好的清酒!
なんとそのわき水は、天然のお酒だったのです。
サルは助けてもらったお礼に、サル仲間に伝わる秘密のお酒を玄通に教えてくれたのでした。
猴子跟自己指的這處是專門的一條酒泉、這其實是猴子間的小秘密、因為玄通過路幫忙扯了螃夾、猴子過也就幫這事分享出去了。
玄通はそのお酒を売って歩き、やがては九州一の酒長者になりました。
玄通靠的這猴酒是發了橫財、這就九洲第一酒老闆非玄通莫屬了。
そのお酒は『サル酒』と呼ばれ、今でも高崎山ではこの伝説にちなんでサル酒が売られているそうです。
後面酒自然也就被喊成了猴子酒、現在高崎山產酒、也是借到這條傳說跟自己創點銷路。
おしまい
结束
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