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6月15日の日本民話
(6月15日的日本民間故事)
サル酒

サル酒 (健全普通話版)
猴酒

日本語 ・日本語&中国語

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
猿の顔の折り紙さるのかお   蟹の折り紙かに
♪音声配信(html5)
朗読者 : ☆横島小次郎☆

むかしむかし、大分県の府内(ふない→大分市)というところに、中屋玄通(なかやげんつう)という貧しい商人がいました。
在很久很久以前、大分縣的府內這個地方、就有著一位叫做中屋玄通的十分貧窮的商人。

ある日、玄通が浦辺(うらべ)の町へお酒を売りに行こうと、高崎山(たかさきやま)のふもとを歩いていると、どこからか、
有一天、玄通正走在了前往浦邊的小鎮上去賣酒之時、這就經由至了高崎山腳下、可突然、不知是從哪兒。

「キーッ、キーッ」
哇呀、哇呀。

と、苦しそうな声が聞こえてきたのです。
總之就是傳出了一陣陣悽慘的悲嚎。

「なんだ、あの声は!?」
這是怎麼回事、啥玩意兒在那兒叫呀!?

玄通が急いで声のする方へ行ってみると、サルが地面を転げ回っていたのです。
玄通這就連忙的跑了過去開始查探了一下子情況這樣、到地一看、可不就是一隻猴子正在那兒原地打滾嗎。

見てみると大きな力二がサルの片足を、ギューッとはさんでいるのでした。
再仔細瞧上一瞧、原來是這隻猴子的一隻踋給螃蟹死死給夾住了呀。

かわいそうに思った玄通は、急いで力二を取ってやりました。
看這猴子那叫的可謂一個悽慘呀、都把玄通也給聽的心疼到了、於是這就立馬的將螃蟹從猴子身上一拔。

そしてサルに、
完事人家這就對著猴子開始安撫了。

「よしよし。さぞ、痛かったろう。だけどな、カニもお前やわしと同じ生き物なんじゃ。許しておやり」
好啦、這下沒事了、你剛才肯定很疼吧、但是我還是希望你能放了這隻螃蟹它一馬、畢竟它和你一樣大家都是一具生命、所以你也就饒了它這回吧。

と、言い聞かせる様に言うと、サルとカニを放してやりました。
又是這樣的玄通給猴子說了一通理之後、直接是將螃蟹還有猴子都送走了去、讓其各回各家。

次の日、玄通が再び高崎山のふもとを通ってお酒を売りに行くと、
這就又等時間來到了第二天、今天也是打算去賣酒的玄通還是照常的路過了那條高崎山下的小道。

「キキーッ、キーッ」
哇呀、哇呀。

と、またサルの声がします。
這不這回就又聽到了一陣猴子的叫喚嗎。

見ると昨日のサルが、しきりに玄通を誘っているようです。
但這時不同、今天的這陣猴叫似乎就是猴子在故意的吸引玄通前來。

「なんじゃ? わしに、来て欲しいのか?」
又怎麼了呀?這是故意的想讓我過來嗎?

玄通は不思議に思いながらも、サルについて行きました。
玄通這就也是很納悶呀、但猴子現在似乎是想把人家往個甚麼地方引、所以玄通現在就在人家的屁股後面跟。

するとそのうち、水がわき出る大きな岩の前に出ました。
這就拐呀拐呀拐、最後終於是玄通被猴子帶到了一處湧水的岩泉之所。

「キキーッ、キキーッ」
哇哇、哇哇。

サルがそのわき水を指さすので、玄通は何気なくそのわき水をなめてみました。
猴子現在就是用手指著了岩泉開始叫喚了、而就是當玄通看了一眼猴子所指之處後。

「・・・!! こっ、これは酒じゃ。しかも上等の酒じゃ」
…………!!這、這竟然是酒、而且還是上好的美酒呀。

なんとそのわき水は、天然のお酒だったのです。
真是聞所未聞、就這眼前的涌泉、竟然就是渾然天成的美酒。

サルは助けてもらったお礼に、サル仲間に伝わる秘密のお酒を玄通に教えてくれたのでした。
想必這也是猴子為了能還給玄通一個謝禮、所以才把這猴子之間的秘密酒泉也透漏給了玄通知悉吧。

玄通はそのお酒を売って歩き、やがては九州一の酒長者になりました。
就這樣呀、玄通憑藉的此酒的銷路可謂一路是步步高昇、到了最後呀、連九洲最大的酒老闆的這個名號都是給他所佔據了。

そのお酒は『サル酒』と呼ばれ、今でも高崎山ではこの伝説にちなんでサル酒が売られているそうです。
而他賣的那種酒、是被其稱為了猴酒、即便是到了現在、高崎山此地也正因為是有著這麼的一個傳說在、打著猴酒旗號販售的特產其實也是可以買到呢。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

サル酒
猴酒

むかしむかし、大分県の府内(ふない→大分市)というところに、中屋玄通(なかやげんつう)という貧しい商人がいました。
到好久以前、大分縣府內、有條窮作生意的商人中屋玄通。

ある日、玄通が浦辺(うらべ)の町へお酒を売りに行こうと、高崎山(たかさきやま)のふもとを歩いていると、どこからか、
這天、玄通去浦辺街銷酒、這人就走到高崎山踋邊、事就來了。

「キーッ、キーッ」
慘叫。
と、苦しそうな声が聞こえてきたのです。
就聽到有人遇事了。

「なんだ、あの声は!?」
這聲音甚麼卵?違是條人!?

玄通が急いで声のする方へ行ってみると、サルが地面を転げ回っていたのです。
玄通看這叫的慘烈、至少過去看下、是條猴子到地上打㥬。

見てみると大きな力二がサルの片足を、ギューッとはさんでいるのでした。
再一看、原來是條好大的螃夾幫猴子鉗到的、怪不得。

かわいそうに思った玄通は、急いで力二を取ってやりました。
玄通覺得猴子叫的著孽、過去想辦法幫猴子跟螃夾分了。

そしてサルに、
完事還對猴子講人話。

「よしよし。さぞ、痛かったろう。だけどな、カニもお前やわしと同じ生き物なんじゃ。許しておやり」
講萬法非法、萬相無相、你就是螃夾、螃夾就是你、只因你不是螃夾、所以螃夾才正是你、要猴子放過自己。

と、言い聞かせる様に言うと、サルとカニを放してやりました。
猴子根本不曉得這是甚麼卵、反正自己得救了、依商人吩咐放了螃夾。

次の日、玄通が再び高崎山のふもとを通ってお酒を売りに行くと、
第二天、玄通繼續去賣酒過路高崎山。

「キキーッ、キーッ」
又聽到昨天那陣鬼叫。

と、またサルの声がします。
又是昨天那條現案子。

見ると昨日のサルが、しきりに玄通を誘っているようです。
但實際上猴子今天是專門這麼作誘玄通過來。

「なんじゃ? わしに、来て欲しいのか?」
幫我搞過來有事啊?

玄通は不思議に思いながらも、サルについて行きました。
看猴子樣子是要幫人往甚麼地方帶、玄通就跟。

するとそのうち、水がわき出る大きな岩の前に出ました。
這就看到看到來了一處山泉水地了。

「キキーッ、キキーッ」
猴子假勁假勁䛥。

サルがそのわき水を指さすので、玄通は何気なくそのわき水をなめてみました。
用手指頭幫水指到的、玄通過去看這流水啦。

「・・・!! こっ、これは酒じゃ。しかも上等の酒じゃ」
一試、好傢伙、一點都不渾、上好的清酒!

なんとそのわき水は、天然のお酒だったのです。
サルは助けてもらったお礼に、サル仲間に伝わる秘密のお酒を玄通に教えてくれたのでした。
猴子跟自己指的這處是專門的一條酒泉、這其實是猴子間的小秘密、因為玄通過路幫忙扯了螃夾、猴子過也就幫這事分享出去了。

玄通はそのお酒を売って歩き、やがては九州一の酒長者になりました。
玄通靠的這猴酒是發了橫財、這就九洲第一酒老闆非玄通莫屬了。

そのお酒は『サル酒』と呼ばれ、今でも高崎山ではこの伝説にちなんでサル酒が売られているそうです。
後面酒自然也就被喊成了猴子酒、現在高崎山產酒、也是借到這條傳說跟自己創點銷路。

おしまい
结束

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