7月20〜30日ごろ 土用の丑の日
平成19年の土用の丑は、7月30日です。

土用とは立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を指しますが、立秋前の最も暑い夏の土用が有名です。
その期間中の丑の日に夏ばて防止にウナギを食べる習慣は、江戸時代から続いているといいます。
土用の丑にウナギを食べるようになった理由は、次のようにいわれています。
江戸時代、商売がうまく行かないウナギ屋が、物知りな発明家として有名な平賀源内(ひらがげんない)の所へ相談に行きました。
すると源内は、「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏負けしない」という民間伝承があるから、店先に『本日丑の日』と書いて店先にはるといいだろうと、勧めました。
すると、有名な源内の言うことならと、町の人たちが集まり、そのウナギ屋は大変繁盛したということです。
その後、他のウナギ屋もそれを真似するようになり、土用の丑の日にウナギを食べる風習が定着したのです。
それぞれの年の土用の丑の日
・2006年 - 7月23日 と 8月4日
・2007年 - 7月30日
・2008年 - 7月24日 と 8月5日
・2009年 - 7月19日 と 7月31日
・2010年 - 7月26日
・2011年 - 7月21日 と 8月2日


うなぎの昔話
(日本の小話)
うなぎのかぎ賃
ある、けちんぼうな男がおりました。
まい日、まい日、ごはんどきになると、うなぎ(→詳細)屋の前へ出かけていっては、腹いっぱいにうなぎのにおいを吸い込み、そのまま家へとんで帰って、うなぎのにおいでごはんを食べるのでした。
それに気がついた、うなぎ屋の親父は、
「なんちゅうけちだ。よし、あのようなやつからは、においのかぎ賃を取ってやろう」
と、さっそく帳面(ちょうめん)につけておき、月末になると、かぎ賃を取りにやってまいりました。
すると、けちんぼうな男。
「やい、おれはうなぎ屋に、借金をしたおぼえはないぞ」
「いえいえ、これはうなぎのかば焼のかぎ賃でございます。えーと、しめて八百文(一文は30円ほど)ですな。においをかいで食べたつもりになっておりますので、こちらも食わせたつもりで銭を取りにきました」
うなぎ屋がすましていうと、男はしかたなく、ふところから八百文取り出しました。
「へい、たしかに八百文。ありがとうございました」
と、ニコニコ顔のうなぎ屋がうけとろうとしたところ、男はそれを板の間へほうりだしました。
チャリーン。
お金が景気のいい音をたてると、男はうなぎ屋にいいました。
「においの代金は、音ではらおう。それ、銭の音をきいただろう。ほんとうに銭をうけとったつもりで帰んな」
この勝負、うなぎ屋の負けでございます。
おしまい
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