福娘童話集 きょうの日本民話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 
     1月15日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
アダルトの日
きょうの誕生花
オンシジューム
きょうの誕生日・出来事
1962年 石原良純(俳優)
  1月15日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
わらしべ長者
きょうの世界昔話
魔法のあみ棒
きょうの日本民話
龍王からおしえられた踊り
きょうのイソップ童話
ウサギとカエル
きょうの江戸小話
かんびょう
1月15日の広告

福娘童話集 > きょうの日本民話 > 1月の日本民話 > 龍王からおしえられた踊り

1月15日の日本民話

龍王からおしえられた踊り

龍王からおしえられた踊り
山口県の民話山口県情報

 むかしむかし、中村というところに、赤ちゃんの取り上げの上手なおばあさんがいました。
 どんなに難産(なんざん)でも、このおばあさんの手にかかればすぐにうまれるので、『中村の取り上げばあさま』といって、知らない者はいませんでした。
 ある日の真夜中、おばあさんの家の玄関(げんかん)をたたく者がいます。
 こんな時間に来るのは、急産の取り上げにちがいないと思い、おばあさんはすぐに支度(したく)をすると、外へ飛び出しました。
 外には、使いの男がいて、
「こんなにおそくにすまんが、一緒にきてください」
と、いいました。
「それはいいが、どこの家かいの?」
と、おばあさんがたずねると、
「ずっと遠くです。案内しますから、足元に気をつけてください」
と、男は先に立ってどんどん歩いていきます。
 真暗闇(まっくらやみ)ですが、なぜか足元だけは明るいので、おばあさんはなんとか転ばずに歩けました。
 そのうち波の音が聞こえてきたので、海が近いなあと思ったとたん、おばあさんは気を失ってしまいました。
 おばあさんが気をとりもどすと、そこは金銀(きんぎん)まばゆい龍宮城(りゅうぐうじょう)だったのです。
 おばあさんは、龍宮城の主の龍王(りゅうおう)の前に出されました。
「夜中に、遠いところごくろうであった。そちに、姫の出産のかいぞえをたのみたい」
 おばあさんはビックリしましたが、お産と聞いてはジッとしていられません。
 さっそく姫の部屋へいくと、ひどい難産(なんざん)で、姫の顔には血の気がありません。
「よしよし、すぐに楽にしてやるからな」
 さっそくおばあさんはしたくに取りかかり、すぐに玉のような男の子が生まれました。
 龍王は大喜びで、おばあさんの前にほうびとして、金銀サンゴを山のようにつみました。
 けれど、おばあさんはそれを受取ろうとしません。
「お産の礼をしたいが、そちはいったい、何がほしいのじゃ? なんなりと取らせるゆえ、もうしてみるがよい」
と、いうと、おばあさんはおそるおそる答えました。
「わたくしの村にあまり雨が降らず、田んぼのイネがかれようとしています。どうか龍王さまのお力で、雨を降らせてもらいたい」
 この村人を思う気持ちに感心して、龍王はその願いを聞き入れました。
「たやすいこと。今後はわしをまつって、豊年(ほうねん)おどりをおどるがよい。さすれば大雨を降らせよう」
 おばあさんが龍宮城を去って村に帰りつくと、いなくなったおばあさんをさがして、村中大さわぎでした。
 おばあさんがわけを話して龍王との約束をつげると、村人は大喜びです。
 そして村人たちはこのおばあさんを「龍王ばあさま」と呼ぶようになりました。
 その踊りが山口県に今に伝えられる、楽踊り(がくおどり)の始まりだという事です。

おしまい

一覧へ移動   このページを閉じる   ホームへ移動

きょうの日本民話
ミニカレンダー
<<  1月  >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識
- 広 告 -