366日への旅 記念日編 366日への旅
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     2月10日の豆知識

366日への旅
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  2月10日の童話・昔話

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きょうの世界昔話
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きょうのイソップ童話
いっしょに旅をする人間とライオン
きょうの江戸小話
女中の脈
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2月10日 ニットの日

ニットの日

 神奈川県の編み物教室や編み物学校で組織している横浜手作りニット友の会が1988(昭和63)年に制定しました。
 「ニッ(2)ト(10)」の語呂合わせです。
 1994(平成6)年には、日本ニット工業組合連合会が全国的な記念日として制定しました。

記念日アニメ
ニットの日

編み物に関する昔話
(チェコの昔話 → チェコの国情報)

魔法のあみぼう
福娘童話集より

 むかしむかし、あるところに、ミリダという、青い目とあまいろのおさげ髪をもった娘がいました。
 ミリダが十六才になった年のこと、7人の強盗(ごうとう)がおそってきて、お父さんとお母さんは殺されて家を焼かれてしまいました。
 びんぼうな、みなし子となったミリダは、ある店の女中(じょちゅう)にやとわれました。
 どんな寒い日でも、はくクツ下がありません。
 たべるものと言えば、1日にほんの少しのパンの耳と、スープひと皿だけでした。
 ですからミリダは、いつも寒くひもじい思いをしていました。
 けれどもミリダには、ヤロミールというなかよしの若者がいましたからしあわせでした。
 ある日のこと、主人の店に毛糸のきものをきた、まりのようにまん丸いおばあさんがきて、
「食べ物をめぐんでくだされ」
と、たのみました
「こじきに食わせる物などない」
と、けちんぼうな主人は、おばあさんをおいだしました。
 かわいそうに思ったミリダは、おばあさんにそっと、じぶんの一日ぶんのパンの耳をあげました。
 するとおばあさんはニッコリわらっていいました。
「ミリダや、ありかとう。お礼にいくらつかってもへらない毛糸の玉と、魔法のあみ棒をあげよう。これは、命令ひとつで一本のあみ棒が7本になって、一人でにあみはじめるのだよ。おまけにおまえが命令すれば、だれの手の中にでもとびこんで、あみものをさせるのさ。そしておまえがやめろというまで、クツ下をあ みつづけて、じぶんのしたことを白状してしまうのだよ」
 ミリダはおおよろこびであみ棒と毛糸の玉をもらって、お礼をいおうとしたときには、もうおばあさんの姿はきえていました。
 夜になるのをまちかねて、ミリダは屋根うらのじぶんの部屋へもどると、あみ棒に、
「ネッカチーフと、手袋と、クツ下と、チョッキと、スカートをあんでちょうだい」
 するとどうでしょう。
 あみ棒は一人でに動き出し、夜があけるまでにはなにもかもあみ上がっていました。
 これでもう、ミリダはさむいおもいをすることもありません。
 ミリダはまいばん、あみ棒にクツ下をあませ、近所のびんぼうな子どもたちにあげました。
 さてあるとき、ミリダはたきぎをひろいに森へでかけると、とつぜん森のおくから強盗のかしらがあらわれました。
 ミリダのお父さんやお母さんを殺した強盗です。
 強盗は、ミリダに結婚を申し込みました。
「おれとくらせば、きれいな着物も宝石もやる。一日中あそんでくらせるぞ」
「とんでもない。だれがあなたの奥さんになるものですか!」
 強盗はミリダの言葉に大笑いすると。
「気の強い娘だ。ますます気に入った。ひと月たったらむかえにいくからな」
と、いうと、いってしまいました。
 一週間すぎ、二週間すぎ、たちまちひと月たちました。
 すると、店の戸をあけて、強盗のかしらがはいってきました。
 かしらは、店の主人にいいました。
「おまえのところの女中を、花よめにもらいにきた」
 主人はふるえながらこたえました。
「ミリダさえ承知なら、よろこんで手ばなしましょう」
 すると、ミリタがいいました。
「承知しました。でもおねがいがあります。わたしの家の焼けあとに、三日間で新しい家をたててください。それから結婚式には、村じゅうの人をよんでください」
 ミリダの結婚のことをしって、恋人のヤロミールはたいそう悲しみました。
 けれどもミリダは、ヤロミールをなだめていいました。
「心配しないで。結婚のお祝いにはかならずきてちょうだいね。いい考えがあるのよ」
 かしらのほうは、村じゅうのだいくをよびあつめ、やくそくした三日間で新しい家をたてました。
 家具もすっかりそろえ、家畜小屋にはウシやヤギをいれました。
 家の前に、いくつもテーブルをならべ、ごちそうとお酒を山のように用意しました。
 村じゅうの人が、結婚式によばれました。
 ヤロミールもきました。
 ミリダは花よめ衣装をきて、花むこのかしらとならびました。
 まわりに六人の手下がすわりました。
 かしらは、機嫌よく、カラカラとわらっていいました。
「さあ花よめさん、お祝いだ」
 そのときミリダは、魔法の毛糸の玉とあみ棒をだして、早口でささやきました。
「あみ棒よ、七本におなり!」
 あみ俸はキラキラ光りながら、音をたてて七本にふえました。
「強盗たちの手にとびこんでクツ下をおあみ。手袋をおあみ!」
 あみ棒はいっせいに強盗たちの手にとびこんで、クツ下をあみはじめました。
 強盗がやめてほうりだそうとしても、あみ棒は手にすいついてはなれません。
 ミリダは、つづけていいました。
「あみものをしながら、なにもかも白状しておしまい!」
 かしらと六人の強盗たちは、ミリダの両親をころして家を焼きはらったこと、ヤロミールの財産をうばったことなどを、ペラペラ話しだしました。
 お客たちはあっけにとられて、あみものをしている強盗たちをみつめました。
 そのとき、毛糸の玉がくるくるとゆれて、中からあのおばあさんがあらわれました。
 おばあさんは、あみものの妖精(ようせい→詳細)だったのです。
 おばあさんがいいました。
「村の人たちよ。強盗どもの白状をよくきいたね。それでいかがかな、ミリダとヤロミールが結婚して、この家にすむというのは?」
「いいとも、いいとも!」
 村の人たちは、声をそろえてさけびました。
 さっそく、ミリダとヤロミールは結婚式をあげました。
 そのあいだも強盗たちは、あんで、あんで、あみつつげました。
 おばあさんは、いいました。
「おまえたちは、おまえたちが悪いことをした人たち全員のクツ下をあみおわるまで、そのままだよ」
 そして強盗たちは、何日も何日もあみつづました。
 そしてようやくあみおえたときには、悪いことをすることなどすっかりわすれて、腕の良いあみもの職人として、村の人たちと平和にくらしました。

おしまい

他の記念日

左利きの日
Japan Southpaw Clubが2001(平成13)年に制定。
「レ(0)フ(2)ト(10)」の語呂合せ。
既に8月13日が世界的な「左利きの日」となっていましたが、日本ではお盆の時期に当りイベント等を開催するのが難しいため、別の日が制定されました。

海の安全祈念日
全国水産高校長協会が2003(平成15)年に制定。
2001(平成13)年、愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、ハワイ沖で米国の原子力潜水艦に衝突されて沈没し、教官や生徒ら9人が亡くなりました。

ふきのとうの日
宮城県古川市の特産品を販売する店「ふるさとプラザ」が1993(平成5)年に制定。
「ふ(2)きのとう(10)」の語呂合せ。

観劇の日
1911(明治44)年、日本初の洋風劇場である帝国劇場(帝劇)が完成しました。

ふとんの日
全日本寝具寝装品協会が1997(平成9)年に制定。
「ふ(2)とん(10)」の語呂合せ。

キタノ記念日
芸人・映画監督のビートたけし(北野武)を記念する日。
CS放送の番組『チャンネル北野』が2002(平成14)年に制定。
「ツー(2)ビート(10)」の語呂合せ。

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