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8月26日 レインボーブリッジの日
記念日イメージキャラ 福ちゃん イラスト「ぺんた」 ※無断転載禁止
1993(平成5)年のこの日、東京で東日本最大の吊り橋、レインボーブリッジが開通しました。
この橋は全長798メートル、主塔の高さ126メートル、水面からの高さが50メートルで、上層が首都高速道路11号台場線、下層が臨港道路・遊歩道とゆりかもめの2層構造になっています。
なぞなぞ
車や電車は渡れない橋は?
→ なぞなぞへ 『なぞなぞ小学校』より
橋に関する昔話
(日本の昔話)
大工と鬼六
福娘童話集より
むかしむかし、あるところに、大きくて流れの速い川がありました。
川のこちら側に住んでいる村人たちは、向こう岸へ行くには川を渡らなければなりません。
でもその川には、橋がありません。
それと言うのも何度橋を作っても、大雨が降ると川の流れが激しくなって橋が流されてしまうからです。
「何とかして、雨にも風にも大水にも負けない丈夫な橋をかけなければ」
村人たちは話し合って、日本一の橋作り名人と言われる大工に頼む事にしました。
「よし、引き受けた!」
大工はそう言って、さっそく川岸へやって来ました。
ところが、その川の流れの速さを見てびっくりです。
「こんなに流れの速い川を見たのは、始めてだ。どうしたら、これに負けない丈夫な橋をかける事が出来るのだろう?」
大工は、考え込んでしまいました。
すると川の真ん中から、大きな鬼がヌーッと現れました。
「話は、聞いたぞ。丈夫な橋が欲しいのなら、おれが橋をかけてやろうじゃないか」
「それは、ありがたい。ぜひとも、橋をこしらえてくれ」
「よし、約束しよう。その代わりに橋が出来たら、お前の目玉をもらうぞ」
鬼はそう言うと、パッと消えてしまいました。
次の朝、大工が川にやって来ると、もう大きくて立派な橋が出来ていました。
村人たちは、大喜びです。
けれど大工は、困ってしまいました。
鬼との約束で、目玉を取られてしまうからです。
(大事な目玉を、取られてたまるか)
大工はこっそりと、山奥へ逃げて行きました。
すると山奥のもっと奥から、不思議な歌が聞こえて来ました。
♪大きな鬼の、鬼六さん。
♪人間の目玉を、おみやげに。
♪早く帰って、来ておくれ。
「あれは、鬼の子どもが歌っているんだな。この山は鬼の住みかで、鬼の子どもがおれの目玉を欲しがっているんだ」
歌を聞いた大工は、あわてて山から逃げ出しました。
そして着いた先が、あの橋の近くだったのです。
「しまった! またここに戻ってしまった」
大工は再び逃げ出そうとしましたが、そこへあの鬼が現れたのです。
「どこへ逃げても無駄だ。約束通り、目玉をもらうぞ」
「どうか、かんべんしてくれ。目玉がなくなったら、仕事が出来ねえ。仕事が出来なければ、家族が困るんだ」
大工が一生懸命に頼むと、鬼は言いました。
「家族か。おれにも家族がいるから、お前の気持ちはよく分かる。・・・よし、かんべんしてもらいたかったら、おれの名前を三べん言ってみろ」
「名前を?」
鬼の名前なんて、大工は知りません。
そこで、適当に、
「鬼太郎」
「ちがう!」
「鬼一郎、鬼次郎、鬼三郎、鬼四朗、鬼五郎・・・」
「ちがう、ちがう。ちがうぞ!」
その時、大工はあの不思議な歌を思い出しました。
「そうだ、鬼六だ。鬼六、鬼六、鬼六!」
大工は、大声で叫びました。
すると鬼はびっくりして、
「何で、知っているんだー!」
と、逃げる様にいなくなってしまいました。
おしまい
人権宣言記念日
1789年、フランス国民会議が「人および市民の権利の宣言」(フランス人権宣言)を採択しました。
→ フランスについて (世界60巡り)
シルマンデー,ユースホステルの日
ユースホステルの創始者アルト・シルマンを記念する日。
シルマンはドイツの小学校教師でした。1909年のこの日、生徒たちと遠足に出掛けた時、突然の大雨のために小学校で雨宿りをしました。
しかし、夜になっても雨は止まず、翌朝までその小学校で過ごすことになりました。
この経験から、旅行中の青少年が何かあった時に駆け込め、安い料金で安心して宿泊のできる施設の必要性を感じ、ユースホステルを創設しました。
世界中のユースホステルで記念行事が行われます。
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