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1月4日 石の日(ストーンズ デー)
記念日イメージキャラ 福ちゃん イラスト「ぺんた」 ※無断転載禁止
「い(1)し(4)」の語呂合わせから記念日とされています。
この日にお地蔵様・狛犬・墓石など、石でできたものに触れながら願いをかけると、その願いがかなうという言い伝えがあります。
昔から石には不思議な力があると信じられており、願掛けの対象になっています。
→ 石の昔話 石のいも (福娘童話集)
むかしむかし、ある村に、空海(くうかい)という名のお坊さんがやって来ました。
お坊さんは朝から何も食べずに、山をこえて谷を渡り、やっとこの村にたどりついたのです。
「ああ、腹がへった。目が回りそうじゃ」
すると向こうから、一人の女の人が歩いてきました。
女の人は、畑から帰って来たところでした。
手にザルをかかえ、その中にはおいしそうなイモがいっぱい入っていました。
それを見て、お坊さんは思わず声をかけました。
「お願いじゃ、そのザルの中のイモを一つでいい、わしにくだされ」
女の人は、ジロリとお坊さんを見ました。
(ふん。なんて汚い坊主だろう)
この女の人は、みすぼらしいお坊さんにイモをあげるのがいやだったので、
「それは残念。このおイモは、食べられませんよ」
と、言いました。
「えっ、どうして?」
「これは、おイモそっくりの石なんです」
「石ですか。それは仕方がない」
お坊さんは頭を下げると、またトボトボと道を歩いていきました。
「うふふ。うまくいったわ。だれが、大事なおイモをあげるもんですか」
次の年の秋になりました。
「今年も、おいしいおイモがたくさん取れますように」
あの女の人は大きなザルをかかえて、自分の畑に行きました。
さっそく畑の土をほり返してみますと、去年よりも大きなイモがどんどんと出てきます。
「今年は豊作だわ。それにズッシリと重くて、よく実がつまっている。・・・しかし、本当に重たいわね。まるで石みたい。・・・あれ、これは!」
イモだと思っていたのは、イモそっくりの石だったのです。
「あら、これも、これも、これも、ぜんぶ石だわ!」
女の人の畑のイモは、全てイモにそっくりな石だったのです。
その時、女の人は去年の今ごろ、お坊さんにうそをついた事を思い出しました。
「ああ、あの時、わたしがうそをついたから、神さまが天罰(てんばつ)をあたえたんだわ」
女の人は反省して、それからは貧しい人にほどこしをする心やさしい人になりました。
官公庁御用始め
官庁で年末年始の休みが明けて、その年の最初の事務を執ること。
1873(明治6)年から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められており、4日が仕事始めとなります。
通常は1月4日ですが、土曜日・日曜日の場合は直後の月曜日となります。
取引所大発会
証券取引所での新年初めての立ち会い。この日は午前中(前場)で取引を終了します。
かつては1月6日でしたが、証券業界の業績不振から少しでも営業日数を増やすために大納会が12月28日から30日へ、大発会が1月6日から4日へ変更されました。
1月4日が土・日曜日の場合は、その直後の営業日となります。
→ 東京証券取引所
→ 大阪証券取引所
金の鯱鉾(しゃちほこ)の日
1937(昭和12)年、名古屋城の天守閣から金の鯱鉾の尾の部分の金板2枚が盗まれました。金板2枚でうろこ58枚分に相当します。
2日後の6日に盗まれたことがわかり、27日に、盗みの前科がある佐々木賢一が逮捕されました。
→ 名古屋城公式ウエブサイト
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