366日への旅 記念日編 366日への旅
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  3月5日の童話・昔話

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3月5日 珊瑚の日

3月5日 珊瑚の日

 「さん(3)ご(5)」の語呂合わせから、世界自然保護基金(WWF)が1996(平成8)年に制定しました。
 同基金は、この年から石垣島・白保に珊瑚礁保護研究センターを建設する運動を開始し、2000(平成12)年4月に「しらほサンゴ村」をオープン。
 海の大切さを広く知らせる活動に取り組んでいます。

記念日アニメ
珊瑚の日

海に関する昔話
(日本昔話)

浦島太郎
福娘童話集より

浦島太郎

 むかしむかし、ある村に、心のやさしい浦島太郎(うらしまたろう)という青年がいました。
 浦島(うらしま)さんが海辺を通りかかると、子どもたちが大きなカメをつかまえていました。
 そばによって見てみると、子どもたちがみんなでカメをいじめています。
「おやおや、かわいそうに、はなしておやり」
「いやだよ。やっと、つかまえたんだもの」
 見ると、カメは涙をハラハラとこぼしながら、浦島さんを見つめています。
「それじゃ、お金をあげるから、おじさんにカメを売っておくれよ」
「うん、いいよ」
 浦島さんは、子どもたちからカメを受け取ると、
「もう、つかまるんじゃないよ」
 そっと、海の中へ逃がしてやりました。
 カメはよろこんで、海へ帰っていきました。
 それから二、三日たって、浦島さんが海に出かけて、さかなをつっていると、
「浦島さん、浦島さん」
「おや? だれが呼んでいるのだろう?」
「わたしですよ」
 海の上に、ヒョッコリとカメが頭を出して、
「このあいだは、ありがとうございました」
「ああ、あのときのカメさんかい」
「はい、おかげで助かりました。ところで浦島さんは、竜宮(りゅうぐう→詳細)へいったことがありますか?」
「竜宮? さあ? 竜宮って、どこにあるんだい?」
「海の底です」
「えっ、海の底へなんか、行けるのかい?」
「わたしがお連れしましょう。さあ、背中へ乗ってください」
 カメは浦島さんを背中に乗せて、海の中へズンズンともぐっていきました。
 まっさおな光の中で、コンブがユラユラ。
 赤やピンクのサンゴの林が、どこまでも続いています。
「わあ、きれいだな」
 浦島さんがウットリしていると、やがて、りっぱなご殿(てん)へつきました。
 ご殿では、色とりどりのさかなたちといっしょに、美しい乙姫(おとひめ→詳細)さまがお出迎えです。
「ようこそ。浦島さん。このあいだは、カメを助けてくださってありがとう。お礼に竜宮をごあんないします。ゆっくりしていってくださいね」
 浦島さんは、ご殿の広間ヘ案内されました。
 さかなたちが、つぎからつぎヘと、ごちそうを運んできます。
 フンワリと気持ちのよい音楽が流れて、タイやヒラメやクラゲたちの、みごとな踊りが続きます。
 もう一日、もう一日と、乙姫さまにいわれるまま、竜宮ですごすうちに、三年の月日(つきひ)がたってしまいました。
 浦島さんは、ハッと、思い出したように、
「乙姫さま、もうそろそろ、家へ帰らせていただきます」
「そうですか。それはおなごりおしいですね。では、おみやげに玉手箱(たまてばこ)をあげましょう。大事な物が入っていますから、けっして、開けてはなりませんよ」
 浦島さんは、カメに送られて村へ帰りました。
「おや、三年で、ずいぶんと様子がかわったな」
 ここはたしかに、浦島さんがつりをしていた場所ですが、なんだか様子がちがいます。
 浦島さんの家は、どこにも見あたりませんし、会う人も知らない人ばかりです。
「どうなったのだろう? ・・・あの、浦島の家を知りませんか?」
「はい。たしか、浦島という人なら七百年ほど前に、海へ出たきり帰らないそうですよ」
「えっ!?」
 村の人の話を聞いて、浦島さんはビックリ。
 竜宮の三年は、この世の七百年にあたるのでしょうか?
 浦島さんはさびしくなって、とうとう、開けてはいけない玉手箱を開けてしまいました。
 モクモクモク・・・。
 中から、まっ白のけむりが出てきて、それをあびた浦島さんは、髪の毛もひげもまっ白の、ヨポヨポのおじいさんになってしまいました。

おしまい

他の記念日

ミスコンの日
1908(明治41)年、時事新報社が全国から「良家の淑女」を対象に写真を募集し、その審査結果を公表しました。これが日本初のミスコンテストとなりました。
1等に選出されたのは小倉市長・末弘直方の四女・ヒロ子で、学習院女子部3年に在学中でした。コンテスト参加は学習院で大問題となり、彼女は退学処分になってしまいました。

スチュワーデスの日
1931(昭和6)年、東京航空輸送が実施した日本初のスチュワーデス採用試験の結果が発表されました。
「エアガール」という呼び名で募集され、2月5日に試験が行われました。140人の応募に対し、合格者は3人でした。

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